築38年の中古マンションを、英国ヴィンテージの香り漂う住まいにフルリノベーション
SCHOOL BUS|スクールバス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
「ゆるかっこいい」アメリカンモダンな空間を
中古リノベだから大胆な間取りにチャレンジして使い勝手よく
それまで住んでいたマンションが手狭になったことから、実家の近くに築38年の中古マンションを購入してフルリノベーションすることに決めた施主家族。1部屋減らす代わりに玄関からすぐに入れるオープンスタイルの大型ウォークインクローゼットをもうけるなど、大胆な間取り変更はリノベーションならでは。輸入壁紙やシャビーな仕上げの造作家具を取り入れて、英国ヴィンテージの深みを感じる住まいが完成しました。
設計・施工は、モダンとヴィンテージのミックススタイルが得意で、造作家具にも定評のあるスクールバス空間設計に依頼。業者選びの決め手は、物件探しから建物検査、リノベーション工事までワンストップで任せられるところでした。
輸入クロスをアクセントに、造作家具でヴィンテージ感アップ
玄関ドアを開けて最初に目に飛び込むのが、存在感のある輸入クロス。19世紀イギリスの有名デザイナー、ウィリアム・モリスによる「いちご泥棒」というデザインです。トイレにも色違いの壁紙を張ることで、住まいに統一感が生まれました。部屋のサイズに合わせて造作した収納やドアなどの建具は、シャビーな色味に塗装して、モールディングで落ち着いた装飾をほどこしました。ドアの取っ手の質感まで気を配るこだわりが、ヴィンテージ感をよりいっそう盛り上げています。一方で、水まわりには薄塗りでも強度があり防水性が高い「モールテックス」という新素材を採用。デザインだけでなく、機能面でも満足できる仕上がりになっています。
MATERIAL
キッチンカウンター、洗面台:モールテックス
リノベりす編集部コメント
全体的にシックな色使いをすることで、ポイントとなる輸入クロスがよく引き立つ、メリハリのきいたインテリアです。ウォークインクローゼットをオープンにする(しかも玄関の横!)という発想は大胆ですが、実用的で使い勝手を考え抜いた素晴らしいアイデアですね。