デザイン重視の収納でつくる美しい住まい。ホテルのような快適さを備えた戸建てリノベーション
One's Life Home (施工)
量よりデザインを大事にした収納で、ホテルライクな住まいに。「壁面収納にいろいろな物をしまえるので、LDKの床に物を置く必要がなくなりました」と施主。ロボット掃除機が走りやすいすっきりした空間です。
DATA
間取り図
建築家とつくるオンリーワンのデザインを、物件探しからワンストップで
デザイン性と機能性を両立した収納
長男の誕生をきっかけに、実家の二世帯住宅で両親と同居することを決めたSさん夫妻。そこで専用スペースとなる1階の玄関周りと2階の約3分の2を、「ホテルライク」をテーマにリノベーションすることにしました。
夫妻がこだわったのは、ホテルのようなすっきりとした空間にするための「収納」。量よりデザインを重視し、収納そのものがインテリアになるよう、色や材質、ディテールをとことん吟味しました。リビングの壁面は、ブラックオーク柄とウォールナット柄の面材を使ったユニット収納に。あえて非対称の組み合わせを選び、テレビボードや掃除道具入れなど多様に使いつつ、ダイナミックな空間を演出しました。
また、キッチンには小物が映えるディスプレイ収納、玄関にはアーチ開口が印象的なシューズインクローゼットを配置。収納をデザインすることで、統一感のある美しいインテリアになっています。
リビング収納の一部をベンチにして読書コーナーに。ロボット掃除機の収納スペースもつくりました。
「バルのような雰囲気に」とキッチン上部の吊り棚に酒類を収納。
こだわりのインテリアで非日常を味わう
大きな窓から明るい日差しが降り注ぐリビングは、ホテルをイメージして大理石調のフロアタイルやアクセントウォールを採用。ゆったりリラックスできる空間に間接照明を取り入れて、日々の暮らしで旅先で味わうような非日常を感じられるようにしました。
システムキッチンは床のトーンに合わせてグレイッシュカラーの面材を選択。カウンターには上質感のあるクオーツストーンを使い、調理家電を黒で統一してキッチン全体をコーディネートしました。
「理想を詰め込んだ家に暮らせて、毎日が気持ちいいですね」とSさん。以前より家で過ごす時間がぐっと増えて満足そうです。
壁を取り払い、約23畳のLDKに変更。自然光＋既存の床暖房で、冬も温かくて心地よい家族のくつろぎの場所に。
黒い木製サッシの引き戸を開けると、妻のテレワークや子どもの勉強に使う書斎が。
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「ワンフロア感覚で暮らしたい」と、LDKと個室、水まわりを2階にまとめて配置。
キッチンの下がり天井を板張りにして天井面のアクセントに。見せる収納で程よい生活感も。
「調理スペースを広くしたので、料理がしやすくなりました」とSさん夫妻。
壁の厚みを利用したニッチは、リビングの飾り棚として活用。
新設した夫の書斎は、吹き抜け部分に複層ガラスを設置してお互いの生活音が伝わらないようにしました。
ゲストが使うことも想定した廊下の手洗い＆メイクコーナー。フィオレストーンのカウンターや大理石調の化粧板でホテルライクに。
ベビーカーを置いてもゆったり使える玄関土間。もともとは段差が大きかったので、土間を2ステップにして調整。
玄関ホールにある二世帯共有の手洗い。ゲストも使うので置き型のボウルを2つ並べています。
玄関ホールには二世帯共有のクローゼットも。来客時にはクロークとして使用。
アーチ開口のシューズインクローゼット。子どもの三輪車が入るほどの広さを確保しています。
MATERIAL
床：タイル、突板フローリング、Pタイル
壁：クロス、メラミン不燃化粧板、インテリア天井材
天井：クロス、インテリア天井材
INSTRUMENTS
キッチン：タカラスタンダード
ユニットバス：タカラスタンダード
サニタリー：タカラスタンダード
洗面化粧台：アイカ工業
トイレ：TOTO
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リノベりす編集部コメント
上質な素材を使ったすっきりした空間は、旅先でホテルを訪れたような気分になりますね。収納がインテリアに溶け込んでいるので、実は日用品をしまってあるのに生活感を感じられない洗練された住まいになっていると思います。