ロードバイクとアンティーク家具を楽しむために。リノベで実現した理想の住まい。
ハコリノベ (設計・施工)
DATA
間取り図
時間がたつほど好きになる。そんなお気に入りの「ハコ」をつくる
アンティーク家具もロードバイクも。大切なものを詰めこんだリノベーション
家族から譲り受けたアンティーク家具が似合う部屋にしたいと、築31年の中古マンションのリノベーションを決めたOさん。設計・施工を担当したハコリノベ（SUN REFORM）との打ち合わせでは、デザイナーが描いたイメージスケッチ画をもとに家具の配置や全体のバランスを念入りに確認し、施工に備えました。
アンティーク家具にしっくりと馴染むよう、床に無垢材、本棚やカウンターなどの造作家具に足場板、水まわりの壁にタイルなど、自然のぬくもりを感じる素材をふんだんに使っています。Oさんが好きな青色をアクセントカラーにし、玄関や寝室に趣味のロードバイクを飾るなど、どこをとってもこだわりの詰まった表情豊かな家が完成しました。
キッチンには足場板でカウンターを造作。レトロな青いタイルがアンティーク家具とよくなじみます。
どっしりしたソファが主役のリビング。隣室を小上がりにしたぶん、壁の下部に収納をもうけて有効活用。
足場板やパーテーションを合わせて、アンティークがなじむ工夫を
アンティーク家具は、年月を重ねてきたものだけがかもし出す落ち着きのある雰囲気が魅力。リビングの隣にもうけたスキップフロアの書斎は、アンティークの魅力が存分に味わえるスペースです。部屋の中央に重厚なアンティークテーブルとイスを置き、壁面には足場板で大きな本棚を造作しました。天井までの高さが低いぶん、おこもり感があり落ち着ける空間になっています。
ロードバイクをディスプレイした玄関ホールもOさんお気に入りの場所。土間とホールを緩やかに区切る黒いパーティションはアンティークソファに合うようデザインされたもの。アクセントクロスとの相性もよくまるでショップのような雰囲気に。玄関ホールにソファがあることで、靴を履く時に腰掛けたりちょっとカバンを置いておいたり、「何かと使い勝手がいい」とOさん。
もともと和室だった部屋を、リビングより2段高いスキップフロアの書斎スペースに変更。リビングに面する壁は、天井近くの上部だけオープンにして明るさと開放感を確保しました。
リビング側から眺めた玄関ホールはまるでアンティークショップのよう。ドアはツヤのある黒にして高級感アップ。
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キッチンにもアンティーク家具を。家具の上にもうけたコーヒースペースはOさんのお気に入り。
2面採光で明るい日差しが注ぐLDK。カーテンはOさん宅のアクセントになっているブルーをチョイス。
リビングの一角にもうけたクローゼット。深みのある黒い扉は収納スペースとは思えないカッコよさ。
廊下に面した洗面所は、ドアを白くしてスッキリ感を出し、引戸にすることで省スペースに。
洗面所の壁には清潔感のある白いタイルを。照明と収納扉の取っ手は真鍮でテイストを合わせて。
トイレの壁にもアクセントにブルーを取り入れています。床には手入れが楽なタイルを採用。
深い青をあしらった寝室。リビングと同じ3灯照明やロードバイクなど、お気に入りの物に囲まれてリラックス。
床にはアンティーク家具に馴染む無垢材を採用。「これからどんどん味が出てくるのが楽しみ」とOさん。
MATERIAL
キッチンカウンター、本棚：足場板
壁：タイル（キッチン一部）、洗面室
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ハコリノベ
中心価格帯
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リノベりす編集部コメント
重厚感のあるアンティークと、あそび心にあふれる造作家具や間取りのバランスがよく、開放感があるのに落ち着きを感じる素敵な住まいです。10年後、20年後に住まいの表情がどう変化しているか、今から楽しみですね。