”ツワモノ”に負けない、大人のリノベーション

ファッション関係のお仕事をされているF様は、「手持ちの家具を活かした空間に造り変えたい」とリノベーションされました。F様のお手持ちの家具を拝見すると、どれもツワモノばかり。そこで、ツワモノに負けない、素材を活かした大人の遊び心あふれる空間を目指しました。

黒い建具とともにヴィンテージ感を漂わせているコンクリート打ち放しのような壁やキッチン。実は左官によってコンクリート風に仕上げられたものです。石膏ボードの壁などにコンクリートを塗装して仕上げるので、見た目はコンクリートの打ち放しでおしゃれなのに、コンクリートの冷たさがなく工期が短くて済むというメリットがあります。こういった工法を利用することで短期間で理想的な住まいが実現できました。

一ヶ月の施工期間を経て完成したF様のお宅は、もともとは和室が二部屋にフリールームとLDKといった間取りでしたが、一人でお住まいということで生活動線をほぼ一部屋で済ませられるような間取りに変更して、お手持ちのインテリアを配置しました。これによって広いLDKとゲストルームの洋室とWIC（ウォーク・イン・クローゼット）を備えた住まいへと変貌しました。広々としたLDKは素敵な空間になっています。

造作でさらに過ごしやすい空間へ

大きなソファが印象的で素敵なリビング。そのソファの正面には壁に埋め込まれたように設置されたテレビがあります。まるでテレビまでも額縁に入った絵のように飾られているように見えます。テレビ廻りは造作家具で、収納を兼ねて180度回転出来るように造られており、DVD鑑賞が趣味のF様が持っているDVDがすべて収納できます。また、キッチンやソファ、ベッドとどこで過ごしていてもDVD鑑賞を愉しめるようになりました。

ダイニングテーブル横のアイランドキッチンもリビング側からからカウンターとして使えるように造作されています。このカウンターに座りながらお酒を楽しむと雰囲気が出るばかりでなく、ソファやダインイングテーブルに座って見るいつもの目線とは違う景色を楽しむことができます。好きな家具を最大限に活かしたことで生まれた大人の素敵な空間といえます。

★リノベりすコメント★家具を生かすことを考えてリノベーションされているので、後で家具を選ぶよりも洗練された住まいになっています。リノベーション前の間取りが想像できないほどに住む人のライフスタイルに合わせて造り替えられており、ファミリーの住まいとは全く違った贅沢な空間の使い方に魅力を感じます。

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