住まう人の美意識そのままに、スタイリッシュリノベーション
たすかけ 吉祥寺ラボ (施工)
DATA
間取り図
コンクリートやチーク無垢材・ステンレスなど骨太な素材をベースに、MISC(目黒インテリアショップスコミュニティ)とのコラボレーションリフォームを展開した事例。贅沢に生まれ変わった空間は、洗練されたアイテムが散りばめられ、優美に照らす明かりや繊細なガラスがもたらす光によって、上質で魅力的な住まいに進化させています。
建築家や家具屋とコラボしたリノベで、「自分らしさ」「家族らしさ」を提案
オープンで機能的な空間で至福の時間を
自分たちの暮らしを追求した、スタイリッシュな空間。飲食店の経営に携わる施主は、間取り、素材、インテリアすべてにこだわりがありました。
間取りは、家具のレイアウトや動線計画を熟考し、暮らしやすく変更。4LDKから2LDKへと個室を減らし、26帖の大空間を生み出しました。その中心にはダイニングスペースも兼ねたオープンキッチンを設置。常にすっきり保てるように、広々としたパントリーも造りつけています。
内装の素材は機能性を求めつつ、目指すスタイルとの相性も大切なもの。そこで壁や天井は、経年変化で味わいを増したコンクリートを現しにして、床はチーク材の無垢フローリングをヘリンボーン張りにしたラフな表情に。パントリーの間仕切り壁はタペストリーガラスを選び、クールな中に軽やかさを演出しています。
こだわりを叶えた、魅せるキッチンを楽しみながら
こだわりのキッチンは美しくモダンなステンレスを選択。各メーカーを慎重に比較し、ようやく納得した逸品です。食事もとれる広々としたカウンターには、白×黒の椅子をセレクト。前面には存在感のあるモザイクタイルを張り、グッと洗練された空間に格上げしてます。そして隣に設けたパントリーの壁は、日常的なイメージを一新するビビッドな赤を採用しました。
一方リビングは、白いソファ、ガラステーブルとシンプルなコーディネート。空間に程よい緊張感と静けさを漂わせつつ、こなれた抜け感がある空間です。視線を意識した、スタイリッシュな家具や華やかなシャンデリアがバランスよく配置され、建物本来の力強い骨格をあらわにしたラフな素材を用いながらも、上質さが漂う住まいになっています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:チーク無垢材
壁:コンクリート現し、強化ガラス、クロス、モザイクタイル(名古屋モザイク工業・コラベル/キッチン)
天井:コンクリート現し、クロス
INSTRUMENTS
キッチン:TOYO KITCHEN(BAY)
洗面台:造作(水栓+ボウル:カクダイ)
ガラステーブル、ラグ、キッチンカウンターのスツール2脚:souks TOKYO
リノベりす編集部コメント
日々暮らしていく空間は、自分を代弁してくれるものかもしれません。施主の感性にフィットするアイテムや色づかいが、独特の世界観をつくり上げていますね。日常と非日常が混ざり合うカッコいいインテリアが見事に決まっています。