忙しい日々にも穏やかな時間を。自然素材に包まれたJAZZが似合う家。
夢工房 (設計・施工)
DATA
間取り図
お子さんの学区内に築30年の戸建て住宅を購入したIさん夫妻。「居室にこもってしまうのではなく、家族で集まれる場所がほしい」と家族みんなでくつろげる心地よいリビングを中心に、理想の暮らしを叶えるリノベーションとなっています。
自然と暮らす、やさしい住まい
スペースの無駄をなくし、快適な動線にこだわる
お子さん2人を子育て中のIさん夫妻にとって使いにくかった間取りは、暮らしやすさに配慮したプランニング力に定評のある夢工房ならではのアイデアで見事に解決しています。
広すぎてかえって使いにくかったキッチンはリビングダイニングとまとめ、対面キッチンへ変更。もとはキッチンだった場所はパントリーとしました。
また、バラバラに配置された水まわりを1箇所に整理し、キッチンからもリビングからもアクセスできる動線に。キッチンから水まわりへ最短で結ぶことで家事ラク動線が叶いました。また、帰宅したお子さんがすぐに手洗いできるよう、洗面台をあえてバスルームから離し、玄関脇へ配置。洗面台をバスルームと分けると脱衣所を広く使えるだけでなく、来客などの際にも意外と便利。
そして、吹き抜けのある明るい玄関はより開放感を感じられるよう、階段下のスペースまでを土間として使うことに。ゆったりとした土間にはお子さんの自転車も置けるようになりました。家族や友人を温かく迎えるための気持ちよい空間です。
ナチュラルな中にもそこはかとなく大人っぽさを感じるインテリア
音楽が趣味だというIさん。意図してか、LDKの雰囲気にもビターなテイストを感じさせます。夫妻がDIYで塗ったという珪藻土の壁はあえてナチュラルな色のものを使用。オークの床との相性もよく、表情豊かな空間を演出しています。
照明デザインにもこだわり、テレビのある壁の上部にはコーニス照明を採用。日中は日の光が差し込む明るい空間ですが、夜になればしっとりとしたJAZZの音楽が似合う大人の空間へと変化します。
キッチンはシンプルなシステムキッチンを採用していますが、壁のブリックタイルには目地の幅や色にこだわりました。同じタイルを洗面台でも使用していますが、シンプルなだけにアクセサリーのデザインが映えるクールなインテリアに仕上がっています。
MATERIAL
床:オーク
壁:珪藻土
天井:珪藻土
INSTRUMENTS
キッチン・洗面台:Panasinic
トイレ:TOTO
リノベりす編集部コメント
暮らしやすさとデザイン性はイコールではありませんが、望む暮らしのイメージがわかればちょうどいい落としどころが見えてきます。特に小さなお子さんがいる家族はいかに家事がラクにできるかはとても重要なポイント。Iさん邸は心地よく過ごせるリビングと使いやすい快適な生活動線を両立させ、とても満足度の高い住まいになっています。