格天井、黒檀色、珪藻土。京都の町屋をイメージした古民家風リノベーション
夢工房 (設計・施工)


京都で宿泊した町屋をイメージして、格天井や黒檀色、杉、珪藻土を使用。1階は間仕切壁を取り払い、筋交いを現しに。階段もスケルトンにしてのびやかな開放感を演出しています。
DATA
間取り図
自然と暮らす、やさしい住まい
自然素材を取り入れた居心地のよい住まいに
横浜市に建つ、築29年の2階建て戸建て住宅。こちらに暮らすのは、夫妻と子ども2人のFさんファミリー。持ち家を考えはじめたときにはリノベーションは想定していませんでしたが、たくさんの物件を見ていくうちに、自分たちが好きなようにリノベーションした家に住みたい、と思うようになったといいます。
設計・施工は、自然素材を得意とする夢工房に依頼。
「子どもの習い事の先生の家が自然素材でとても居心地がよかったので、自宅にも取り入れたいと思ったんです。一部クロスを希望したところは柔軟に対応してくれるなど、提案力と誠実さが決め手になりました」
壁を撤去し、階段をスケルトンにした町屋のような空間
Fさん夫妻がイメージしていたのは「木を活かした古民家風」。そこでリビングは、寺院などに用いられる伝統的な格天井を設え、既存の梁は研磨したのち黒檀色に塗装しました。
床は杉材フローリング、壁や天井は珪藻土をメインに使用。真新しい床や壁に囲まれた空間に、古い柱や梁が自然と馴染み、風情ある空間をつくり上げています。
キッチンは位置を変えず、対面に収納カウンター、窓際には子どもたちが並んで座れるデスクを造作。また、すべての窓にインナーサッシを設置するなど、今の暮らしに合う快適さを得たことで、この家の魅力も増しています。
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ビフォー・アフター
MATERIAL
床:杉
壁:珪藻土、アクセントクロス
天井:珪藻土、格天井
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リノベりす編集部コメント
黒檀色や格天井、木製の棚やデスクが響き合い、古民家の趣を醸し出しています。壁を抜いた長方形の間取りはまさに町屋のようですね。壁一面のリビングの棚など収納の工夫も目を引きました。