18/07/22 20:00 投稿
【2018上半期ランキング】最も注目されたリノベーション事例TOP5!!
リノベのトレンド
2018年上半期、人気の高かったリノベーション事例ベスト5を発表します。今回は〇〇風ではまとまらない、施主による自由なインテリアスタイルに注目!床や壁の素材選びだけでなく、照明や家具、そして取っ手にまでこだわって家づくりをしているのが印象的でした。リノベーションならではの施主のこだわりが見える5事例です。
1位:モダン×ヴィンテージ 新しいクラシックスタイルの提案
2018年上半期で一番注目を集めたのは、築38年のマンションをモダンとヴィンテージのミックススタイルでフォトジェニックに仕上げた事例でした。キッチンカウンターに新素材のモールテックスを採用し、インダストリアルな雰囲気をだしつつも、パントリーの扉にはモールディングを施し、クラシカルな要素をプラス。どちらもニュアンスの異なるグレーでまとめたことで、上品かつ現代的な雰囲気に。他にも土間やトイレの壁にウィリアム・モリスの壁紙を使うなど、異なるデザイン要素を自分たちの感性で組み合わせ、ここにしかないミックススタイルが完成しています。
スクールバス空間設計 リノベーションディレクター 辻 宏美(つじ ひろみ)さん
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2位:アンティーク×インダストリアル 躯体のもつ魅力を活かす
ラフな仕上がりの中にもどこかアンティークな雰囲気が漂うリノベーション。それは梁と柱だけ躯体現しにすることで、建物のもつ魅力をダイレクトに見せているから。そのコンクリートの素材感に合う材料として、床に古材の足場板、キッチンの壁に白いタイルなどを選択。その空間に、あえてアンティークな雰囲気のダイニングテーブルやソファを取り入れることでインダストリアルでもなく、アンティークでもないスタイルが誕生しました。
全体は白でまとめ、どちらかというとやわらかな雰囲気の中に、コンクリートやステンレス、足場板などの力強い素材感をプラス。マンションリノベーションならではのインテリアとなっています。また、観葉植物を上手く配置し、古いもののよさと植物の瑞々しさを感じられる住まいに。
株式会社サンリフォーム ハコリノベ不動産事業部 リノベーションデザイナー 財津友里さん
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3位:モダン×北欧 大人のミックススタイルを実現
北欧テイストの上品なグレーのソファとチェア、セラミックの白いテーブルをリビングに並べ、家具から住まいを考えた事例です。それらの家具に合わせてテレビボードやタイル壁などを造作して、統一感のあるインテリアをつくり上げています。
ベースはグレーと白を基調としたモダンなインテリアですが、部分的に木の質感を取り入れることでやわらかい印象に。この家の中心にあるキッチンは白の鏡面仕上げ、床はナチュラルな雰囲気の無垢材ですが、間に石のタイルを取り入れることで、両極にある要素を上手くつなぎ合わせています。
書斎や洗面スペースにはミッドセンチュリーを思わせるやや濃いブラウンの木を採用。クリアになりすぎない大人のミックススタイルです。
4位:ミッドセンチュリー×シック ビターなインテリアで暮らしを彩る
「モダンさを兼ね備えたミッドセンチュリーのアメリカテイスト」をイメージしたリノベーション。木やタイルをふんだんに使用してミッドセンチュリー・アメリカンのぬくもりを演出し、一方で差し色に黒を使ってメリハリを出し、スタイリッシュなインテリアに仕上げました。 キッチンから掃き出し窓まで、まっすぐに続くカウンタートップにはモルタルを使い、そこに置かれる日常的に使用するものでさえ魅力的に見せてくれます。
ベースはあくまでもミッドセンチュリーですが、リビングは無垢材のブラウン、サニタリースペースの黒、寝室の白、とそれぞれにメインカラーを変え単調にならないインテリアは見事。どこを切り取っても絵になる事例です。
株式会社 錬(れん)森本敬士 さん
色あせないモノづくりと、新たな価値を生み出すチカラは匠の業
5位:北欧×和 意外な組み合わせが心地よい
最後は、まさにミックススタイルなリノベーションです。木のぬくもりのある雰囲気のダイニングキッチンからつづくリビングには畳スペースが。とはいえ、いわゆる和室ではなく黒い枠の室内窓やブルーグレーのアクセントクロスなど、北欧スタイルを思わせる要素も。これだけ様々な要素があってもまとまりがあるのは、色数をおさえているから。木のナチュラルなブラウンを中心にニュアンスのあるブルーとグリーンが差し色になり心地よい空間になっています。
また玄関とキッチンからつながる洗面スペースの床にはテラコッタのタイルを採用し、どこか南仏を感じる明るい雰囲気に。暮らしやすさを踏まえつつ、施主夫妻の世界観が全面に広がる理想の住まいとなっています。
スタイル工房 プランナー 黒沢 さん
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
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リノベりす編集部コメント
2018年上半期ランキング、いかがでしたでしょうか?自分にとって心地よい住まいとはなにかをしっかりと見つめ、その美意識を貫いた事例に注目が集まったようです。インテリアも多様になり選択肢も増えた中、好きなものだけを集め、リノベーションに上手く取り入れている人が増えているように感じました。「リノベりす」ではこだわりのインテリアもたくさん見ることができます。いろんなスタイルの事例を見て、情報収集をして下さいね!