19/06/16 20:00 投稿
1位は「築54年の団地リノベ」。｜リノベーションランキング（2019年5月）
リノベのトレンド
2019年5月に公開された人気リノベーション事例TOP5を発表します。
今回のランキングは、集合住宅の制約をクリアして魅力的な住まいに変えた事例や、西海岸スタイル、シンプルスタイルなどインテリアのテーマを追求した事例に注目が集まりました。
1位：生活を分断しない！暮らしの動線が切れない団地リノベ [+Marchitects（プラスエム・アーキテクツ）]
第1位は、生活を分断しない間取りにつくり変えた築54年の団地リノベ。築年数が古く配管や室内を取り囲む分厚い壁梁など制約の多い団地を、プロのアイデアで見事に再生。水まわりの移動を実現させ、共働き夫妻のコミュニケーションの場として、家の中心にオープンキッチンを配置しています。キッチンカウンターは奥行きをもたせ、ダイニングテーブルと兼用に。忙しい2人が食事や片付けをスムーズにできるようにしました。休日はサラウンドスピーカーを備えた大画面のテレビで、映画やライブを堪能。シベリアンバーチやブラックチェリーなど、自然な木の風合いがリラックス感をさらに高めています。
+Marchitects（プラスエム・アーキテクツ） 建築家 碧山美樹さん
2位：海を感じるモチーフとブルーで織りなす変型の1LDK [CLOCK（クロック） ]
アメリカ西海岸スタイルをイメージした1LDKリノベーションが第2位。白いペイントを施した板壁やモルタルなどラフな素材を使いつつ、インテリアに黒を効果的に取り入れ、都会的な雰囲気もプラス。ソファやテーブルまで、リノベーションを依頼したCLOCKにオーダーし、住まい全体を洗練されたサーフデザインで統一しています。凹凸が多く5面の窓が特徴的な室内は、廊下と壁のない大きなワンルームのような空間にして、キッチンによってさりげなくゾーニング。リビングとベッドルームはガラス扉で仕切り、玄関からダイニングまでモルタルで段差なくつなげることで、55平米の部屋が広々と感じられます。
3位：自分たち好みの再リノベで、機能的なリラックスハウスに [ゼロリノベ ]
第3位は、「極力シンプルに」をテーマに、ベースカラーのグレーと四角いフォルムでデザインしたリノベーション。リフォーム済み物件でしたが、夫妻の暮らしに合わせて再度リノベーションしています。ウォークインクローゼットなど収納を新たにつくり、生活空間にモノを置かないことで、希望通りのシンプル空間をキープ。さらにインテリアの色を統一してスッキリ感を出しています。また家事の手間を減らすため、水まわりもカスタマイズ。以前からシャワーで済ますことが多かった夫に合わせて浴槽をなくし、使わない浴槽の掃除からも解放されています。
4位：ガラス越しの柔らかな光のもと、キッチンを楽しむ [CLOCK（クロック）]
アイアンと寸法安定性や抗菌性の高いサーモウッドで形成されたオリジナルキッチンが光るマンションリノベーション。親子や友人など複数人で作業しやすいアイランド型のキッチンは、フレームだけのオープンなつくり。調理道具や食器は、見た目に美しいものを選んで色や素材をコントロールしています。窓際にはインナーテラスのような、明るく開放的なスペースを配置。ガーデニングを楽しみながら、親子で使えるスタディコーナーとしました。LDKとの間仕切りにガラス入りの建具を使ったことで、陽光が家じゅうに行き渡り、空間に奥行きが感じられるようになっています。
5位：レンガ造りのキッチンが映える、2人にとって心地よい住まい [スタイル工房]
独身時代に購入したマンションを、結婚をきっかけに2人が暮らしやすい住まいにリノベーション。「ふたりが立ってもゆったり使えるキッチンを」という希望を叶え、対面式のオープンキッチンに変更。コンパクトなLDKだったため、キッチンカウンターを広くとり、ダイニングテーブルを兼ねることに。レンガやスポットライトを上手に使い、バーカウンターのような雰囲気に仕上げました。レンガのほかにも無垢材フローリング、サイザル麻タイルカーペット、珪藻土の壁など温もりを感じる自然素材を随所に織り込み、ゆったりとくつろげる住まいになりました。
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