21/01/17 12:00 投稿
1位は「インナーバルコニーを隔て、外空間とつながる」|リノベーションランキング(2020年12月)
リノベのトレンド
2020年12月に公開された人気リノベーション事例TOP5を発表します。
今回は、採光・通風が大きく改善した住まいや、素材も含め自然を身近に感じられるプランに注目が集まりました。
1位:インナーバルコニーと土間でアウトドア感あふれる住まいに [水雅(すいが) ]
第1位は、屋外の心地よさを暮らしに取り入れた住まい。日当たりや風通しが悪かった既存のLDKは、壁を取り払ってバルコニー側に移動。仕切りのないオープンプランにインナーバルコニーを設けることで、外空間とのつながりが生まれています。
また隣接する寝室の天井は、心地よい光や風が通り抜けるようオープンに。さらにロードバイクも置ける広い玄関土間をつくるなど、家じゅうでアウトドアの雰囲気を楽しめます。インテリアのポイントは、見せる収納と隠す収納を使い分けられるオリジナルの棚。壁一面を使って、キッチン家電から実用的な小物まですっきり収まっています。
水雅(すいが) 設計担当 伊藤 雅美さん
2位:好きなものをひとつずつ選んだ究極の自分スタイル [フィールドガレージ(FIELDGARAGE) ]
インテリア好きな夫妻が「全てを好みに変えられる!」と、中古を買ってリノベーションした事例が第2位。リビングダイニングの床はヘリンボーンに張り、オープン棚や収納付きソファをオリジナルでつくるなど、頭にあったイメージを形にしています。
そんな空間のアクセントになっているのが、『ウィリアムモリス』の壁紙と『セルジュムーユ』の照明。さらに二重サッシのデザインにもこだわり、自分たちの“好き”を集めた住まいをつくり上げています。間取りは家族が増えたときに対応できるよう、可変性のあるプランに。将来2つの子ども部屋をしっかり確保できます。
3位:上質な自然素材を引き立てる、ゆったりとしたオープン空間 [フレッシュハウス ]
第3位は、転勤で賃貸に出していたマンションに再び暮らすためのリノベーション。間取りは大きく変えず、リビングダイニングに和室を取り込んで広々とした空間をつくっています。
独立型のキッチンは、ダイニング側の壁を撤去してオープンタイプに変更。家事がしやすいよう、機能的な背面収納やたっぷりの食器棚を新たに設けました。食器棚の隣には、造作のデスクと棚を組み合わせたワークスペースも。リモートワークはもちろん本を読んだりお茶を飲んだりするなど多目的に使用。内装材や造作の家具は自然素材で統一して、温かみのある上質な空間に生まれ変わっています。
4位:暮らしやすい家をめざして動線・断熱を一新する [スタイル工房 ]
築37年の戸建てリノベーション。施主が購入したのは「ちょっと古い感じの和テイスト」が気に入ったという2×4住宅。その雰囲気を残しつつ、3部屋をつなげて広々としたLDKをつくるなど理想の間取りを叶えています。また動線を見直し、キッチンや洗面所のレイアウトを変更。対面キッチンの並びに洗面室を配置することで、家事が効率よくはかどるようになりました。
築年数が古く断熱性が不足していたので、1階は床下断熱を施工。さらにリビングダイニングには床暖房を設置し、サッシの交換、インナーサッシの取り付けと、家全体の室内環境を整えています。
5位:風や光と暮らす、眺めのいい部屋 [a.design(エーデザイン) ]
目の前に緑豊かな公園が広がるマンションの一室。もとは部屋が細かく分かれ、公園を眺められる場所も限られていました。そこでスケルトンリノベーションをおこない、眺めと日当たりを楽しめる住まいに大変身。大きな窓に沿って、広いLDKを配置しています。
床壁天井の内装材には、オーク材、珪藻土など自然素材を使用。ナチュラルなぬくもりを感じながら、小物や建具でレトロな雰囲気もプラスしています。リビングと寝室に開閉できる室内窓を設けることで、清々しい空気が家じゅうを循環。結露も解消しています。
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