19/09/12 10:00 投稿
リノベーションを前提に中古物件探し「これがわたしたちの物件の決め手でした！」
リノベーション・ゼミナール
中古物件を買ってリノベーションすることを考えた時、どんなリノベーションをどの会社にしてもらうかも重要ですが、そもそも満足のいく物件がなければプランをつくることもできません。立地・広さ・物件価格・築年数など、物件を選ぶ項目はさまざまですが、選ぶ人の価値観によって優先順位は大きく変わりそうです。今回は家族構成別に、物件を選ぶ際にどの項目を重視して見ていたのか、その背景を調査してみました。
CASE1：Nさん夫婦
わたしたちの物件の決め手はコレでした
1.物件価格
どんなに条件に合う気に入った物件でも、予算オーバーで無理をすると、その後の生活に余裕が無かったり我慢することが多くなることも。それは自分の理想とする暮らしではないと考えたNさんは、物件の価格に1番こだわったそう。9件の物件を内見し、最終的に最寄りの駅から徒歩4分の築3年のマンションを購入。マイホーム取得の総予算内ではあったものの、物件価格が予想以上に高くなったため、リノベーションの予算は止む無く削るしかなかったのだとか。
2.日当たり
室内はリノベーションで変えられても、どうしても変えられないのが日当たり。天候によって気分も左右されがちなので、日当たりにはこだわったのだとか。内見に行った日は曇りで、実際どれくらい室内に陽が差し込むのかは確認できなかったそうですが、南向きのゆったりとしたバルコニーの前には民家しかなかったため、ある程度は採光が見込めるだろうと思ったと言います。
3.管理状態
『マンションは管理を買え』と言われるほど、その後の資産価値にも大きく影響するマンションの管理体制。万が一、売りに出すことがあった場合でも管理体制がよければ、資産価値も下がりにくいだろうとNさんは考えたそう。内見の際も、ゴミ捨て場・エントランスや周辺の清掃状況・掲示板をしっかりとチェック。購入した物件は、ゴミ捨て場がとにかくキレイだったことが印象に残ったといいます。修繕計画や管理費滞納状況も見せてもらい、問題がないかしっかり確認したそうです。
物件探しの期間：3～6ヶ月以内
「中古マンションに絞って9件目の内見で決めました。途中で気に入った物件があったのですが、申し込みが2番手で逃してしまった経験も。初めのうちは不動産購入の暗黙の了解やセオリーを知らずにいたので、少し時間がかかったかなと思います。」（Nさん）
住んでみてどうですか？
どんなに条件に合う気に入った物件でも、予算オーバーで無理をすると、その後の生活に余裕が無かったり我慢することが多くなることも。それは自分の理想とする暮らしではないと考えたNさんは、物件の価格に1番こだわったそう。9件の物件を内見し、最終的に最寄りの駅から徒歩4分の築3年のマンションを購入。マイホーム取得の総予算内ではあったものの、物件価格が予想以上に高くなったため、リノベーションの予算は止む無く削るしかなかったのだとか。
Nさん家族のリノベーション事例を見る
CASE2：Mさんファミリー（子ども未就学）
わたしたちの物件の決め手はコレでした
1.築年数
「古すぎず、外観の雰囲気も悪くない」ことが物件を探す上で最優先だったというMさん夫妻。選んだのは築12年のマンション。比較的新しいマンションだったため、外観やエントランスなどがキレイに保たれていたことも購入の後押しになったようです。
「当初探していたエリアでは価格帯や広さが合わずに悩んでおられて、ぎりぎりお仕事場へ通える範囲まで広げていただき、築年数もご希望に添えるマンションをご提案することができました。」（ハコリノベ不動産：小西さん）
2.立地
数年後には長男が小学校へ進学することもあり、学区はどうしても気になるポイント。Mさん夫妻は小学校までの通学路を必ず歩いて確かめ、道中含めて安心して通えるのかという点を重視していたそう。小学校から遠くないということも決め手のひとつに。
3.管理状態
マンションの管理状況は、掃除・メンテナンスを含めて、住民の意識が見える部分でもあるため、Mさん夫妻も物件を選ぶ際に重視したと言います。購入した物件は築12年とそれほど築年数が経っておらず、総戸数の多いマンションだったため、しっかりと管理が行き届いており安心だったそう。
物件探しの期間：12～18ヶ月
「初めに希望していた地域では物件がなかなかでてこなかったためエリアを広げて探してもらった分、希望の物件に出会うまで時間がかかりました。」（Mさん）
住んでみてどうですか？
「少し駅から離れていることが気になっていましたが、住んでみるとそこまで気にならなかったですね。ただ、坂道が多いので電動付き自転車でないと移動が大変です。」（Mさん）
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CASE3：Sさんファミリー（子ども未就学）
わたしたちの物件の決め手はコレでした
1.物件価格
「フルリノベーション前提で物件を探していたので、リノベーション費用を確保するために物件価格はできるだけ低めに設定していました。」というSさん。築年数にこだわりがなかったため、早い段階でSさんの希望に合う物件に巡り合うことができました。
「価格・広さ・立地・眺望・日当たりの 全てがパーフェクトだったため、即日申込みされました。 売主様が売り急いでいたため、相場価格より安く売りに出されており、内見開始日に買付けが3件入って人気の物件でした。」（nuリノベーション:リノベアドバイザーの早見さん）。
2.立地
結婚当初、駅からバスで10分ほどかかる場所に住んでおり、とても不便に感じていたため、最寄り駅から徒歩10分圏内で物件を探していたSさん夫妻。加えて、夫が仕事を終えて帰宅する時間が深夜を過ぎることが多いため、夫の職場まで自転車で通えるエリアであるということも絶対条件。
同じ市内の別のエリアでもいくつか物件を紹介してもらったそうですが、広さなどの条件を満たしていても、住み慣れていないエリアではなかなか購入まで踏み切れなかったそう。その点、購入した物件は、希望する条件を満たしているだけでなく、それまで暮らしていた家から徒歩5分という立地で生活環境が変わらなかったため、安心して購入に踏み切れたと言います。
3.日当たり
日当たりのよさを重視したSさん。それまで住んでいた家は、日中でも電気をつけなくてはならないほど日当たりが悪く、家を買うなら日当たりのよさは譲れなかったと言います。購入物件は、南向きで一日中部屋に日が差し込むだけでなく、前方に高い建物がなく眺望にも満足だったそう。
物件探しの期間：1～3ヶ月以内
「住んでいた家から徒歩5分ほどの場所に希望どおりの物件が見つかったので、街の雰囲気もわかっており即決できました。」（Sさん）
住んでみてどうですか？
「日当たりがいいのはわかっていましたが、風通しが想像以上によく、真夏以外はクーラーなしでもいられてとても気持ちがいいですね。ただ、リノベーション時に2重窓にしなかったので、窓のサッシが古くて隙間風が気になります。」（Sさん）
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CASE4：単身のKさん
わたしの物件の決め手はコレでした
管理状態
主に物件訪問時には「ゴミ捨て場」「駐輪場」「掲示板」「修繕計画・積立金額」の状態をチェックすることを心掛けていたKさん。
「いくら満足のいくリノベーションが出来たとしても、ベースとなるマンション自体の管理がずさんだと後々デメリットがあると思い、管理状態については特に調べました」（Kさん）。
物件探しの期間：1ヶ月以内
「賃貸の更新時期に好条件の物件に出会えたので、期間としては短期間で済みました。」（Kさん）
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リノベりす編集部コメント
わたしが家を買う時にこだわったのは「広さ」「立地」「管理状態」だったので、本当に選ぶ人によって重視する項目が変わるのだなと感じました。「広さ」をあげる人がいなかったのは意外でした。暮らしの中で"慣れることと慣れないこと"、"あきらめのつくところとつかないところ"の違いが物件選びに大きく影響しそうですね。実際に物件を見ていく過程で気が付く価値観もでてくるのではないかなと思います。今、物件を探している人もこれから探す人も、実際に生活するイメージを具体的にもって選ぶと、住んでからの後悔が少なくなるのでは？と思いました。