22/10/08 10:00 投稿
マンションでの楽器演奏どうしてる?(CASE1:Kさん/音楽愛好家編)【マンションの騒音トラブル研究所 vol.2-①】
リノベーション・ゼミナール
マンションの騒音トラブル、今回は楽器演奏による音がテーマです。楽器の音がむやみに響いてくればストレスに感じる人も。在宅時間が増え、楽器を楽しむ人も多い昨今、先輩演奏者の体験談を聞いてみませんか。
「リライフプラス premium no.2」掲載
text: atsuko tanaka
illustration: tatsuki oshimoto
マンションでの楽器演奏どうしてる?
Q1 リノベの際、音楽室をつくった理由は?
Q2 DIYで壁に吸音材を貼ったそうですね
音楽室で目に留まるのが、壁に貼られた吸音材。「録音も行うので、音の反射を抑える工夫は必須。平たくいえばスポンジのような素材です」。吸音材はオンラインショップで購入し、DIYで施工。「リノベーション工事のとき、防音のために壁の下地ボードを2 枚貼り、その間に防音シートを挟んでもらいました。また、ドアは遮音等級の高いものを選びました」。
Q3 以前の住まいではどう対策していましたか?
以前は賃貸マンション住まいだったKさん。
「音を出すのはやはり玄関側の部屋で、極端に大きな音を出さないように気をつけていました。隣の居室が反転した間取りになっていて、水回りに隣接していたため気楽でした。あと1階だったのもよかったです」。
その前はアパート暮らし。「もうお互いさま。隣もうるさいからこっちもいいか(笑)と、あまり気にせずギターを鳴らしていました」。
Q4 音楽を楽しむ際、気をつけていることは?
「マンションでは音が躯体を伝って建物のあちこちに届くので、床にピンを立てて弾くウッドベースは特に注意しています。三脚のスタンドに立てた状態で弾くこともあります」。
スタンドは先端がゴムで、直接ピンが床に当たらない仕様。
「夜間、大きな音の出る楽器は弾きません。エレキギターをアンプを通さずに弾いたり、ヘッドホンで音楽を楽しむ程度ですね」。
Q5 生活音で注意していることは?
「上階から音が聞こえることがあるので、子どもには日頃から床を跳びはねないようにと言っています。まあ最低限のマ
ナーではありますが」。
また家庭内では、仕事の関係で夫妻の就寝時間がバラバラなので、お互いの睡眠を妨げないよう注意しているそう。
「リビングと寝室を仕切る壁一面に収納を設置。物を入れるほど防音効果が高まると聞き、なるべくがんばって入れています」。
取材協力/リノベる。
photo hiroshi endo
【vol.2-①】マンションでの楽器演奏どうしてる?(CASE1:Kさん/音楽愛好家編)
【vol.2-②】マンションでの楽器演奏どうしてる?(CASE2:Sさん/コントラバス奏者・講師編)
【vol.2-③】マンションでの楽器演奏どうしてる?(CASE3:Tさん/チェロ奏者・講師編)
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