《リノベーション体験談(12):神奈川県》HOUSETRADの世界観に共感して。住むほどに味わいの増す、豊かに暮らせる住まいへリノベーション

リノベーション体験談

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閑静な住宅街に建つ築28年のマンションの1室。「北欧ミッドセンチュリー」をコンセプトにリノベーションされたその家は一歩室内に踏み入れば、そのコンセプトを実感できる。
かなりこだわってリノベーションしたのかと、施主であるSさんにきいてみると、意外にも「デザインを担当したHOUSETRAD(ハウストラッド)におまかせしていた」そう。それでも「家で過ごす時間が気持ちよいものになった」と満足そうに話してくれたSさん。
そんなSさんとHOUSETRADのデザイナーである細田さんにリノベーションについて振り返ってもらった。

プロフィール

・お住まい:神奈川県川崎市
・家族構成:夫、妻、長男
・施工内容:マンションを購入してリノベーション
・物件概要:108.85平米
・間取り: 3LDK
・実際の費用:約1500万円(設計・施工費含む)
・依頼先:HOUSETRAD(以下、ハウストラッド)

家づくりのきっかけはなんですか?

Sさん:「家を買うタイミングは、ずっと探してました。ただ夫の転勤が多く、なかなかひとつところに腰を据えて暮らすこともできなかったのですが、長男が高校に進学するにあたって、もう引っ越すことはないかな、と。」

物件を探すにあたっての条件はありましたか?

Sさん:「前の家も100平米あったので、広さは同じくらいほしいと思っていました。あとは最寄り駅から徒歩5分くらい。窓から緑が見えたらいいなと思っていました。」

リノベーションをしようと思ったのはどうしてですか?

Sさん:「友人でリノベーションをしている人が多かったので、自然にそう考えていました。前に住んでいた社宅の間取りが使いにくくて、自分の好きなように間取りを変えたいっていう気持ちも強かったです。」

造作したアイランドキッチンが主役のダイニングスペース。3方向に窓があり、気持ちよく風が通り抜けます。レンガを張った壁の向こうに冷蔵庫を配置し、生活感を上手く隠しました。

リノベーションの依頼先はどのように見つけましたか?

Sさん:「はじめに相談したリノベーション会社では、スーツを着た方が対応してくれたんですが、“その人“が見えないというか、誰が設計してくれるのかなぁって。それがわからないのがいやだったんです。それでちょっと決めかねていたときに雑誌でSUVACO(姉妹サイト)を知り、専門家紹介サービスに申し込みました。
アドバイザーの加藤さんに、物件も探してくれる会社さんで、デザインテイストの好きな会社を3社提案してもらった中のひとつがハウストラッドさんでした。ハウストラッドさんのことは以前に雑誌で見た事例をいいなと思っていたので、ぜひお会いしたいと思いました。」

専門家紹介サービス アドバイザー:加藤

「ご相談時にいただいた事例のイメージで、少しミッドセンチュリーな雰囲気もある男前な感じがお好みだろうなと思ったので、いくつかの会社さんをご提案しました。ハウストラッドさんもその中の一つでしたが、一番お好みには近いかなと思っていました。
結果的に物件はS様がご自分で見つけられましたが、ハウストラッドさんにご相談された当日、打ち合わせを終えたばかりのS様から『ここにお願いすることにしました』とご連絡をいただきました!ぴったりのマッチングができ、アドバイザーとしてお役に立てて、嬉しかったです。」

ハウストラッドとの初めての打ち合わせはいかがでしたか?

Sさん:「もともとハウストラッドさんのデザインが好きだったのですが、お会いして感じのいい方達だなぁと思ったので、お会いした日にお願いすることにしました。」

ハウストラッド・デザイナー 細田さん(以下、細田さん):「僕らに依頼してくださる方ってすでにひとつハードルを越えてきてくれてるなっていうのは感じていて、割とやりたいことが決まってるっていうか。ありがたいことに、ある程度僕らのデザインを信頼してくれてるなっていう風には思います。あと、スーツ着てなかったですから、僕ら(笑)」

施主のSさん(左)とハウストラッド・デザイナーの細田さん(右)

HOUSETRAD(ハウストラッド)

ひとりひとりのスタイルに合わせた機能性に、 独自のアイデアを盛り込んだモノづくりを目指す

対応エリア
全国

どんな家・住まい方を希望していましたか?

Sさん:「前に住んでいた社宅も100平米くらいあったんですが、間取りが使いにくくて、3人家族では使いきれない部屋などがあったんですね。なので、スペースを自分たちの暮らしに合わせて変えたいというのはありました。あとは、必要なものがあったとき、あちこちの部屋に取りにいかなくてはいけないのも手間でした。具体的にどうしたいというのはあまりなかったですが、生活しやすい家にしたいなというのはありましたね。 窓際のベンチと壁面収納はやりたかったです。イメージに近い画像を送ったりして実現してもらいました。
それと、社宅の水まわり設備は最低限のものしかなく、そこはグレードをあげたいと思っていました。息子はトイレが寒いのが嫌だったようで、トイレはあたたかくしてほしいと言っていました(笑)」

リビングダイニングで使いたいものをすべて収められるように設計された壁面収納は、大工さんが現場で作りあげたもの。Sさんの要望に合わせ、出窓部分にベンチを設けています。「ここに座って本を読んだり、外を眺めたりするのが好き」とSさん

要望にたいして、ハウストラッドからはどのような提案を受けましたか?

Sさん:「この物件を一緒に内見していただいたときに、ささっとプランを描いてくださって、それがいいなと思ったので、そのままお願いすることにしました。ファーストプランが一番いいと思っているので。最初のプランほぼそのままですね。」

細田さん:「ここのマンションは壁式構造で、取り外せない壁が多いなど間取りの変更にも制約があったんで、自然とこうなったというか。取り払える壁はほとんど取って、空間をつなげようと思いました。個人的にマンションには廊下はなくてもいいと思っているので、廊下だったり、個々の部屋の収納はなくして、その分居住スペースを広くしています。それぞれの部屋の収納をなくした分、一部屋をまるごとクローゼットにしました。これも僕の持論なんですが、収納は一か所にまとめたほうが絶対に使いやすいんですよ。」

ファーストプランをほぼそのまま実現した間取り図。取り払えない壁を回遊することで暮らしやすくなっている

コストなどの理由であきらめたことはありますか?

Sさん:「バスルームを在来工法にしてタイル張りにしたかったんですが、予算がオーバーしてしまうのであきらめました。」

細田さん:「もうね、在来工法で作った場合とユニットバスで作ったときの見積もりを見せて、納得してもらいましたね(笑)」

Sさん:「そう、見積もりを見せてもらって、『はい。ユニットでお願いします』って(笑)。でも、ユニットバス、あたたかくて快適なんですよ。」

細田さん:「バスルームは、また数年後かに在来に変更できますし、そこは無理しなくてもいいかなって。」

他にはなにかありますか?

Sさん:「ダイニングスペースの床暖房と、W.I.Cと洗面室の天井を木張りにするのもあきらめました。でも、いざ住んでみると、全然気にならないですね。」

細田さん:「結構そんなもんなんですよね(笑)」

引っ越しを終えていかがでしたか?

Sさん:「不要になったものが結構あったので、処分するのが大変でしたね。食器棚とか、照明とか。」

細田さん:「家の感想じゃないんですね(笑)」

Sさん:「大型の家具などの処分が終わったのが引っ越ししてから1か月後くらいで、それからようやく、家のよさを感じられるようになりました(笑)」

落ち着かれてから、家のよさを感じるようになられたんですね(笑)

Sさん:「はい、家で過ごす時間が気持ちのよいものになりました。晴れている日に外を眺めていると本当に気持ちがいいなぁと。キッチンがオープンになったので明るいのもいいです。あとは、使いたいものが使う場所にしまえるように収納を作ってもらったので、行動がとてもシンプルになりました。もうあちこち取りに行かなくてもいいのがとてもうれしいですね。
あ、そういえば、処分したもので多かったのが延長コードだったんです。ほしいところにコンセントをつけてもらったので、延長コードが必要なくなったんですよ。」

細田さん:「収納はここ(ダイニングスペース)とクローゼットにまとめたので、わかりやすくなったと思います。この家は窓が多いのと、キッチンをアイランドにした分、自然と壁面に収納を作るしかなかったんですが、持っていきたいものの画像を事前にたくさん送ってきてくれたので、収納に必要なスペースを用意できました。室内の意匠のことはわりとこちらからのアイデアを受け入れてもらってた感じですが、収納に関しては結構こだわりがありましたよね。」

キッチンで使うものの写真を撮って、細田さんに送っていたというSさん。その甲斐あって、すべてがすっきりとおさまっている

気に入っているところはどこですか?

Sさん:「窓際のベンチはやっぱりいいですね。ここで本を読むのが好きです。遊びにきた友人もよく座ってますね。
思いのほか便利なのがクローゼットの中に作ってもらった作業台です。あそこで洗濯物をたたむとスイスイたためるんですよ。たたんだらそのまましまえるし、本当に便利です。夫はあそこで音読してます(笑)。今まで、音読する声が気になっていたんですが、今は全然気にならなくなりました。」

細田さん:「打ち合わせのときも、『音読する声が気になる』って言ってましたもんね(笑)」

Sさん:「あとは洗面台がすごく好きです。ラフを見せてもらった時点で気分があがりました!毎日いいなぁって思いながら使っています(笑)」

細田さん:「水まわりのデザインは、他の予算をを削ってでもいいものにしておくと、毎日の満足度がぐっとあがるんですよね。よくリビングにこだわって広さやデザインを求めがちですが、リビングは必要な広ささえあれば、住んでみるとそんなに困らない。逆に玄関とか水まわりを広くしたり、こだわって作っておくとストレスがなくて満たされるんですよ。」

気分があがったという、ホテルのような白いタイル張りの洗面台。ブラケットライトや水栓も洗練されたデザインのものを

ゆったりとしたファミリークローゼット。「取り込んだ洗濯物をこの部屋に持ってきて、この作業台でたたんでそのまましまえるので、家事がとても楽になりました。」とSさん

これからリノベーションをする人にむけて

Sさん:「とにかくフィーリングが合う会社さんと家をつくることが大事だと思いますね。信頼できる関係性を築くことができれば、こちらの要望をプロにまとめてもらったほうがうまくおさまることもあると思いますし、信頼できると思ったらおまかせしてみるのもいいと思います。
トイレのドアやリビングの照明は気が付いたらついていたんですが(笑)友人にもとても好評で、トイレに行って全然戻ってこないと思ったら、カギをガチャガチャまわしてて、『これいいね!』て言ってました(笑)。リビングの照明もすごく雰囲気がよくて、ずっと点けてます。自分ではなかなか選べないと思うので、おまかせしてよかったです。」

細田さん:「リビングの壁に石を張ったのも僕のアイデアなんですけど、せっかく壁があるならかっこよく、”昔からそこにあった”みたいな雰囲気がだせたらと思って石を積んだような張り方をしました。そういう意匠も『いいですね』って言ってくれる施主さんだったんで、やりやすかったです(笑)
でも相性は本当に大事で、『なんか違う』の違うが伝わらないこともあって、そうするとお互いつらいじゃないですか。だから、デザインのテイストとかもそうなんですけど、ある程度価値観とかそういうのが合ってるっていうのはすごく大事だなって思います。」

玄関を入るとすぐ目に入るリビングの壁面は、細田さんの提案で石張りに

初回掲載日:2018年11月

HOUSETRAD の世界観に共感して。住むほどに味わいの増す、豊かに暮らせる住まいへリノベーション|SUVACO

さらに事例の詳細は、以下の記事よりご覧いただけます。

シンプルな暮らしと、北欧ヴィンテージのインテリア。理想の家をリノベーションで実現

 
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