17/10/06 10:00 投稿
洗面台+ランドリーは広く快適に 心地よい暮らしのカギはここにありました
リノベのトレンド
リノベーション住宅の最前線を取り上げている「リノベのトレンド」。今回は洗面台とランドリーに注目しました。
間取りを考えるときに、つい優先順位が低くなりがちですが、実は毎日の暮らしに直結する場所。最近のリノベーションではそれぞれのお宅の価値観に合わせ、広さだけでなく機能やインテリアにもこだわった洗面台+ランドリーが増えているようです。お風呂場はユニットでも洗面台とランドリーにはこだわりたい!そんな思いから生まれた素敵な実例を集めてみました!
土間風のカッコいい空間に、ドレッシングルームの機能をもたせて
土間風の空間のプライベートゾーンに、広々とした洗面台+ランドリーのあるプラン。石目調タイルを敷き詰めたランドリーは、天井までのクローゼットを設け、ドレッシングルームも兼ねたスペースです。入浴時の着替えや朝の身支度にも便利なつくり。脱衣、洗濯、物干し、収納という一連の作業もここで完結できます。
今回のリノベーションでは「内(なか)を外のようにしたい」をコンセプトに進め、屋内に「内と外」をつくり出しました。家の真ん中にある寝室を、土間風の空間がぐるりと囲んでいます。大きな窓を取りこんで、明るい光と爽やかな風の通り道ができた「外」のコーナー。「外」に配置したランドリーのゆとりが、暮らしを豊かにしています。
オープン収納と、身だしなみに便利な広い洗面カウンターで悩みを解決
シンプルなランドリーに、収納をたっぷりと。脱衣スペースの洗濯機を奥に移動した部分に、奥行きの浅いオープン棚を壁一面に造りつけました。タオルや日用品がしまいやすく、取り出しやすい設計です。脱衣スペースの収納を充実させたことで、洗面台を壁の幅いっぱいに設置。家族が並んで使えるようになりました。2室は引き戸で仕切ることができるため、家族の歯みがきと入浴の時間が重なるときや来客時にも便利です。
子供たちの成長とともに増えていくモノの収納が悩みだった施主。部屋ごとに効率のいい収納をつくり、快適な暮らしに変化しました。モノが散乱しない適切な収納と、家族で共有できる広い洗面カウンターで、理想の洗面台+ランドリーに。
洗練されたワンルームがつくりだす、広々とした心地よい景色
日常から解き放たれるホテルのようなデザイン。浴室、洗面室、トイレをひとつにまとめたスリーインワンタイプを採用しました。それぞれ分けるより省スペースになる半面、ワンフロアの開放感を満喫できるプランです。さらに広がりが感じられるように、浴室と洗面台の間にはガラスのパーテーションを。そして床壁には厳選したタイルを使い、素材感が魅力のスペースとなっています。
このマンションリノベーションで目指したのは、海外のホテルのような空間。間仕切りを極力少なくした大らかなプランは、LDKと寝室をひとつの空間にまとめ、扉で仕切るのは水回りのみというもの。美しいコーディネートで、住まい全体の印象もアップしています。
洗濯動線を整理して、オーダーメイドの作業台をフル活用
洗面台の並びに作業カウンターと洗濯機を置き、ランドリーにユーティリティをプラス。「家事をしやすく」という要望を叶えるため、回遊性のある間取りに変更し、洗濯動線も改善しました。物干しのウッドデッキまでの動線もスムーズで、背面には大きな引き戸の収納を設置。洗う、干す、たたむ、アイロンがけから収納の場所が、1か所に集約しました。また窓と出入口が2か所あることで風通しがよく、湿気のこもらないつくりです。減築リノベーションによって、コンパクトな住まいにシフトした夫妻。間取りを見直して、生活に必要なスペースは広々と使いやすくなりました。家事ラク提案で、これからの暮らしが快適になるランドリーです。
リノベりす編集部 ネコヤマアミ