耐震性を保ちながら、独立キッチンを明るく開放的な対面式キッチンに。2階LDKの戸建てリノベーション
フレッシュハウス (設計・施工)
DATA
間取り図
確実に重ね続けたリフォーム実績をもとに、住まいにもっとも大切な要素を取り入れる。
リビングとつながる、機能的なオープンキッチン
在宅ワークが増えたことをきっかけに、マイホームを考え始めた施主夫妻。リノベーションを前提に、築23年の2階建て一軒家を購入しました。8年前に水まわりの交換や外壁と屋根の塗装を終えていたため、リノベの範囲は2階に限定。対面キッチンと広々としたLDK、落ち着いて仕事ができるスペースが主なリクエストでした。
対面キッチンにするには、壁をなるべく取り払いたいところですが、構造上必要な筋交いや通し柱のある壁の撤去は困難。そこでキッチン前の通し柱を残すことで、耐震性を保ちながらもオープンな対面キッチンを実現することができました。リビングからは見えない奥まった場所に大容量のパントリー、背面にはカウンター収納と吊戸棚を設けたので、使い勝手も抜群です。くつろぎも、仕事も、ひとつながりの空間で
バルコニー側がリビングと和室に分かれていた既存の間取りは、ひと続きのLDKに変更。ワンルームのLDKにすることで、広さと心地よさを手に入れています。またキッチンと並んだ窓際に、念願のワークスペースを配置。リビングダイニングに背を向けるようにデスクを置いて、視線を調整しました。
インテリアは、残した柱からイメージを広げてナチュラルなテイストに。無垢材の素材感と合うよう、キッチンの天井を板張りにして床には明るい木目を取り入れました。モルタルのキッチンカウンターやレトロっぽいペンダントライトなど異素材を組み合わせることで、自分たちらしさを演出しています。ビフォー・アフター
MATERIAL
キッチン腰壁:モルタル
リノベりす編集部コメント
必要な壁や柱を残して安全性を保ちながら、対面キッチンのあるオープンプランが叶えられていますね。キッチンの収納やワークスペースもしっかりか確保しているので、住まいの暮らし心地も大きく高まっていると思います。