ほどよくつながる、シンプル&ナチュラルな二世帯リノベーション
住工房 (設計・施工)
DATA
間取り図
二世帯がつかず離れず暮らせる「分離型」の戸建てリノベーションです。親世帯はこれからの体の変化を考慮したバリアフリー設計。子世帯は、仕切りを最小限にして、小さいお子さんが走り回れるワンルーム感覚の空間です。お互いを尊重した暮らしは、気持ちにもゆとりが生まれそうです。
長く暮らす家だから、シンプルで飽きないリノベーションを
お互いのライフスタイルを尊重して、生活時間や動線に配慮
ご主人のご両親と同居することが決まったのを機に、二世帯住宅を計画したKさん家族。玄関をそれぞれ設け、建物内での行き来は1階中央部のドアだけという、ほぼ完全分離型です。近くにいる安心感を持ちつつ、互いに気兼ねなく暮らす理想の二世帯住宅。
1階の主なスペースを親世帯、2階は子世帯というゾーニングです。1階の親世帯は、使い勝手の良い部分をそのまま残し、庭に面したLDKはゆったりと過ごせる空間に。寝室のそばに水まわりを配置することにより、将来的な動線を考えたバリアフリー設計となっています。子世帯は1階に玄関と寝室、2階にLDK、水まわり、子ども部屋の配置設計に。個室を減らしLDKを広くとり、水まわりはコンパクトに一直線に並べることにより、効率的な動線を実現しています。適材適所の収納もつくりつけ、家事がスムーズに展開できます。
雰囲気のある小物がつむぎだす、ナチュラルなスタイル
ナチュラル感あふれるKさんの住まい。漆喰の壁やオーク無垢材のフローリングなど自然の温もりと、梁や格子の扉など直線的な設えがやわらかでもありスタイリッシュな印象も合わせ持っています。
もともとイメージされていたのは「大人ナチュラルな雰囲気」。そこで、白、ベージュ、ブラウンなどのナチュラルカラーをベースに、素材感が美しい木の家具を配置し、センスよくまとめあげました。アクセントとなっているのが、キッチンと洗面所に張った奥様お気に入りのタイル。少し波を打ったデザインとグレーの色味が、端正な印象に。さらに室内ドアはブルーのペイントを使いアイキャッチに。イメージした通りの、自分たちらしい空間づくりとなっています。
MATERIAL
床:オーク無垢材(2階)
壁:漆喰(2階)タイル(2階・キッチン/洗面室)
INSTRUMENTS
洗面所:造作
リノベりす編集部コメント
こちらの事例の写真は2階の子世帯部分。自然と家族が集まってくるような心地よさを意識したコーディネートが素敵ですね。落ち着きを感じるナチュラルカラーをメインに、シンプルなフォルムの家具や小物を使うことで、すっきり感を出しています。