ヌックでくつろぐマンションリノベ。あえて回遊動線を閉じて収納力アップ!
住工房 (設計・施工)
DATA
間取り図
長く暮らす家だから、シンプルで飽きないリノベーションを
家族との距離感がちょうどよい半独立型のワークスペース
マイホームは自分好みに仕立てたいと、リノベーション×中古購入を選択したNさん。住工房のInstagramに掲載されている施工事例を見て、住みたい家や暮らしのイメージが広がり、リノベーションの設計・施工を依頼することにしました。
間取りはLDKや水まわりの配置は変えず、キッチンと洗面室をつなぐ出入口を塞いで壁に変更。あえて回遊動線を断ち切ることで、キッチンにも洗面室にもたっぷりと収納スペースをつくっています。もともと和室だった場所は、夫のワークスペースとウォークインクローゼットに。リビングと程よくつながる室内窓のついた間仕切りは、空間に広がりを感じられるよう斜めに配置。角度は何度も打ち合わせをした末に決まりました。
大きな本棚&ベンチ式ヌックで読書を思いきり楽しむ
LDKの一角には居心地のよい「ヌック」として、座面の硬さや生地のテクスチャ―にこだわったオリジナルのベンチを造作。妻のリクエストを叶えたものですが、座面の奥行きを斜めに広げたことで、子どもと一緒にゆったりと過ごせるようになっています。
読書好きな夫妻は蔵書も多いため、廊下の壁いっぱいに本棚を設置。文庫本や雑誌などのサイズに合わせて棚を設け、扉を閉めれば壁と一体となる意匠としました。
「床を無垢材に」と考えたのが、実はNさんがリノベーションに踏み切った一番の理由。選んだのは、オーク無垢材のパーケットフローリングで、ガラスと無垢材を使った格子のドアと、質感もデザインも響き合っています。
またテーブルやチェア、収納家具なども明るい木目で統一し、木の素材感が心地よい空間をつくり上げています。
リノベりす編集部コメント
ヌックのようなコーナーがあると、使い方に広がりが生まれ、家族の接点も増えそうです。出入り口を塞いで、使う場所のすぐそばに収納の指定席ができたので、あっという間に片付くのが良いですね。