3回目のリノベーション。愛着ある住まいをこれからの暮らしに合わせてさらにアップデート
空間社 (設計・施工)
DATA
間取り図
生活スタイルの変化に合わせて住まいをアップデート
Iさん家族がはじめてリノベーションをしたのは10年前。和室だったスペースを家族で使えるフリースペースに変更したのがはじまりでした。その3年後、子どもが小学校にあがるタイミングで、玄関まわりと夫の書斎を子ども部屋に変更するリノベーションを。さらにその7年後の今回、3回目となるリノベーションに踏み切ることにしました。
今回のリノベーションでは、子どもの成長に伴い使用しなくなったフリースペースを妻の寝室に変更。主寝室は夫の書斎兼寝室となりました。家族それぞれに個室があることで、生活時間帯が違っていても快適に過ごすことができます。
また築年数が経過し劣化が気になっていた水まわりも同時に見直し、廊下~洗面~キッチンを回遊できる間取りへ。妻の部屋からダイレクトに水まわりへつながっているため家事動線がグッと楽になりました。
思い出の建具を活かして
「グレーと木」をテーマにコーディネートされたLDKは、木のあたたかな雰囲気に包まれた心地よい空間に。キッチンとリビングを隔てていた壁を取り、オープンな対面式に変更したキッチンには背面収納をたっぷりと用意しました。そのカウンターには1回目のリノベーションで造作したフリースペースのデスクカウンターを再利用。10年間、大切に使ってきた思い出の詰まったカウンターは、これから新しい場所で家族との時間を刻んでいきます。
LDKの収納はすべて造作で仕上げておさまりよく。スペースに無駄がないため収納力もUPしました。また、面材を木で揃えることで統一感が生まれ、くつろぎ感を高めています。住み替えも考えたというIさん夫妻。「都度その時の希望で変えてきたリノベーション空間が快適で、どこよりも落ち着く。ホテルよりも家がいい」と愛着もひとしおの住まいとなりました。
MATERIAL
キッチンカウンター:タイル
リノベりす編集部コメント
長年暮らした家のリノベということもあり、家族にぴったりの住まいになっていると思います。ほぼすべての収納を造作しているので、インテリアに統一感があり無駄なスペースがないのもいいですね。