ノイズを消す扉付き収納で、すっきりした住まいに。白を基調としたシンプルリノベーション
空間社 (設計・施工)


大きな面積を占める壁・天井とクローゼットの扉は「白」。書斎とキッチンの室内窓を同じデザインにしたり木の色を揃えることで、統一感のあるインテリアに。
DATA
間取り図
「小さいからやれること」を大切に、てまひまかけた家づくり
新築から暮らしてきた築24年のマンションを改修
Sさん夫妻がこちらのマンションを手に入れたのは24年前のこと。当時は新築で、子育てしながら暮らしてきましたが、子どもが大学生になり「次の老後のステージを考えたこと」が、リノベーションのきっかけだったそう。
そしてさらに「これまで頑張ってきた自分へのご褒美としてのリノベーションでもありました」とSさん。設計・施工は、雑誌リライフプラスを見て知った、空間社に依頼しました。
収納にはすべて扉を付ける、流行に左右されない白を基調とする、シンプルで飽きのこない空間に遊び心も取り入れる、など具体的な要望も明確でした。
キッチンを移動し、思い通りの書斎をつくる
妻の書斎は設計担当者の提案で、キッチンを移動し、リビングダイニングとつながる場所に。現役のうちはオンオフを切り替えられる仕事部屋、引退後は孤立しない書斎として使える配置で、中にはデスクと日焼け防止の扉付き本棚を並べました。
引き戸を閉めれば個室になりつつも、室内窓によって、くつろぎ空間とは程よい距離感に。隣のキッチンにも室内窓を設けて、それぞれが家族の気配を感じながら作業ができるようになっています。
家の中央には、ウォークスルークローゼットをプラン。アール壁が空間に広がりをもたらし、2方の扉によって家じゅうに風が通り抜けていきます。
内部は以前から使っていた什器やエレクターシェルフの寸法に合わせた設計に。主寝室や子ども部屋も愛用のギャラリー収納を再利用しました。
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リノベりす編集部コメント
扉付きの収納や白を基調としたカラーコーディネートによって、ノイズのない住まいに仕上がっています。ごちゃごちゃしたものが目に入らないので、まさに「雑念が鎮まる空間」だと思いました。書斎を端に寄せたり洗濯機置き場を独立させたり、間取りの工夫も効いていますね。