ラフ&ヴィンテージな大人リノベ。変化に応じて住みやすく!
錬(れん) (設計・施工)
DATA
間取り図
色あせないモノづくりと、新たな価値を生み出すチカラは匠の業
リノベ済み物件をゆったりしたシングル仕様に
ひとり暮らしを満喫しているOさん。マイホームとして購入したのは55㎡強の2LDK、リノベーション済みのマンションでした。ある程度の年齢になったら、一人になった親と住むことも視野に入れ、設備機器の一部を再利用しつつ、家に手を入れることを決意。ライフステージによる変化だけでなく、模様替えも気軽にできるオープンな住まいをめざしました。
間取りは、巨大なワンルームをパーティションで仕切ったような贅沢なシングル仕様。玄関から足を一歩踏み入れると、格子縞のテーブルを中心としたLDKが広がり、仕切りの奥には書斎や寝室、クローゼットなどが並んでいます。それぞれの部屋には出入口に扉は設けていないため、行き止まりなくぐるりと行き来できます。
部屋の使い方を固定しない、自由な家
LDK以外の各スペースには便宜上、寝室・クローゼット・書斎・納戸と名付けられているものの、使い方は住まい手の自由。実際、引っ越し当初はロフト部分をベッドとして使っていましたが、現在は読書コーナーに。マットレスは納戸に移して、こちらを寝室にしているのだそう。また窓際の書斎はシングルベッドが置けるスペースを確保しているので、将来、親の寝室としても使えます。
インテリアはラフでヴィンテージなスタイルに。内装も家具も、ざっくりした素材感と使い込まれたような味わいがカギになっています。LDKの床は無塗装のオーク材を張りましたが、Oさん自らが腕を振るい、2色のオイルを重ねたニュアンスのある仕上げに。天井や梁、壁の一部は、経年変化で魅力を増したコンクリートをそのまま見せました。
MATERIAL
床:オーク材(オイル塗装)
壁:躯体現し
天井:躯体現し
リノベりす編集部コメント
むき出しの天井と壁に、ブルーグレーの間仕切り、そしてステンレス製のキッチン。どこを見てもカッコいい雰囲気でまとめられていますね。扉を省いて、気分や生活に合わせて間取りを変える暮らし方、参考になりそうです。