子ども部屋を3つに増やすマンションリノベ。自然素材と複層ガラスで室内環境もアップ
スタイル イズ スティル リビング (設計・施工)
DATA
間取り図
ヒアリングからアフターフォローまで一貫して同一デザイナーが担当し、「真のオーダーメイド」を追求
パイン材の天井と漆喰の壁、光あふれるナチュラル空間
3人分の独立した子ども部屋をつくってあげたい…。子どもが成長にするにつれ、そんな思いが沸き上がってきた施主夫妻。これを機会に、個室を増やすだけでなく、傷んできた内装や冷気が入る場所など、気になっているところを改善して快適な室内環境に整えることにしました。
もともと明るく開放感のあるLDKは、天井にパイン材のパネルを張って壁は漆喰仕上げに。既存の床はそのまま使い、自然素材の温もりに安らぐ空間をつくり上げました。アイランドキッチンも本体は既存を活かして天板のみ交換。メラミンからクォーツストーンに変えることで、部屋の雰囲気をワンランクアップさせています。LDKの広さは確保しつつ、子ども部屋を2室→3室へ
間取りは子ども部屋を2室から3室に変更。暮らしの中心となるLDKは広さを変えず、ゆとりのあった主寝室を分割しました。LDKと主寝室の間にあるスペースは、移動するだけの廊下から植物を楽しめるグリーンルームへ。天然素材のサイザル麻を床に敷き、吹き抜けには植物をハンギングできる飾り梁を新たに取り付けています。
シングルガラスで「冷気が入ってとにかく寒い」という寝室の窓には真空複層ガラスを設置。さらにダブルハニカムスクリーンで空気層をつくり、断熱性と遮熱性を高めました。また床暖房を一部取り入れたり、調湿性能のある素材を使ったりすることで、心地よい住まいに生まれ変わっています。MATERIAL
床:既存(LDK)、オーク複合フローリング・自然オイル仕上げ(IOC・オスモ/子ども部屋)、サイザル麻フロア(IOC/グリーンルーム)、磁器質タイル(リビエラ・カレイドビアンコ/トイレ)
壁:漆喰、タイル(ADVAN、タイルパーク)、ビニールクロス
天井:パイン材パネリング(ニッシンイクス)、ビニールクロス
INSTRUMENTS
キッチン天板交換、浄水器内蔵水栓(LIXIL)
トイレ手洗い器:ボウル(ADVAN)、自動水栓(GROHE)
リノベりす編集部コメント
限られた面積の中に、3つの子ども部屋をほぼ均等に振り分けているのが見事ですね。その分、縮小した主寝室は、環境をしっかり整えて過ごしやすくなっています。木の素材感が温かく、リラックスできる住まいだと思います。