壁付けキッチンで空間を広く使ったマンションリノベ。インダストリアルな雰囲気に木の温かみを添えて
ハコリノベ (設計・施工)
DATA
間取り図
時間がたつほど好きになる。そんなお気に入りの「ハコ」をつくる
好きなインテリアスタイルを我が家流にアレンジ
築13年のマンションに家族4人で暮らしてきたSさん。間取りや生活動線がライフスタイルに合わないと感じるようになり、リノベーションを考え始めました。
「生活感のないインダストリアルな雰囲気が好き」という夫妻は、全面リノベでインテリアも自分好みに変えることに。ただ「やりすぎると落ち着かなくなるのでは…」と思い、無骨なカッコよさの中に木の温かみを加えました。天井は躯体現しで、配線やダクトもむき出しにしてインダストリアルな空間に。アイアンやエキスパンドメタル、有孔ボードを使い、工業的なデザインを程よい加減で取り入れました。
リビングや個室のアクセント壁と各部屋の扉はラワン材で統一。床にはオーク材の遮音フローリングを敷き込み、キッチンもオーク材を用いてキャビネットや吊り戸を造作しています。
家族の暮らしに合わせて間取りも一新
以前のLDKは十分な広さがあるものの、対面キッチンが空間を区切っているようで少し窮屈な印象。そこで思い切って壁付けのオープンキッチンに変え、リビングダイニングとひと続きに。LDK全体がゆったりと感じられ、気持ちのよい光や風が隅々まで届くようになりました。
和室だった場所は子どもの勉強スペースとウォークインクロゼットに変更。洋室の一部を間仕切り、夫のワークスペースもつくりました。収納は家族みんなが使いやすいよう、ものの置く場所を決めて機能的なレイアウトに。実用的な小物はすっきり隠し、ショップのような見せる収納も取り入れています。
MATERIAL
床:オーク遮音フローリング
壁:ラワン材(一部)
天井:躯体現し(一部)
リノベりす編集部コメント
壁付けキッチンが、限られた空間を広く使うカギになっています。スタディスペースやワークスペースも新たにつくり、家全体の使いやすさもアップしていますね。インダストリアルと木の温かみが融合されたインテリアも魅力です。