48平米でも家族3人がのびのび過ごせるマンションリノベ
ゼロリノベ (設計・施工)
DATA
間取り図
「大人を自由にする住まい」がコンセプト
「家の中にリビングは作らない」という選択
子どもが生まれたことがきっかけでマイホームを考え始めたNさん。仕事が忙しい夫が少しでも多くの時間を家族と過ごせるよう、夫の職場から徒歩5分の中古マンションを購入し、リノベーションすることに。3人家族にとって広いとは言えない48平米ですが、「室内にはリビングをもうけない」という思い切った選択をして、のびのび過ごせる住まいを実現しました。壁やドアを取り払ってダイニングキッチンと寝室をつなげ、広いワンルームに。仕切りがないので子どもが走り回って遊ぶことができ、親はキッチンで家事をしながら子どもの姿を見ていられます。室内にリビングをつくらない代わりに、広いルーフバルコニーをリビングと位置づけました。気候の良い日はアウトドア・リビングでバカンス気分を楽しんでいます。
限られた空間を広々使うためのアイデアが充実
Nさんの住まいには、限られたスペースをなるべく広く使うためのアイデアがふんだんにちりばめられています。例えば、天井は張らずに躯体現しにして高さを出し、開放感をアップ。また、寝室にはベッドを置かず、使わない時はしまっておける布団にしました。布団を上げれば寝床が子どもの遊び場に早変わり。寝床の床は20cm高くし、床下を収納として活用。上部にはロフトを設けています。
リノベーション前の間取りは3DK。「そのままの間取りだったら、1部屋は物置にしてしまったと思う」とNさんは言います。仕切りのないオープンなワンルームにしたことで、収納スペースの使い方を自然と意識するようになり、本当に必要な物だけを厳選して家に置くようになったそうです。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
天井を躯体現しにし、モルタル塗装を施したインダストリアルな住まいです。「リビングは作らない」「個室をなくしてワンルームにする」という潔い決断のおかげで、家族がストレスなく一緒に過ごせる家が完成しました。