21/11/15 10:00 投稿

1位は「ライフスタイルにもとづいたこだわり動線プラン」｜リノベーションランキング（2021年10月）

リノベのトレンド

ランキング

2021年10月に公開された人気リノベーション事例TOP5を発表します。今月は、動線を整理して空間の無駄をつくらないプランや回遊性のある間取りがランクイン。内装から外構まで一新した築70年の戸建てリノベーションにも注目が集まりました。

1位：ロジカルな動線で空間をすみずみまで使い切る正方形の住まい［SHUKEN Re(シュウケンアールイー) ］

第1位は、立地や広さだけでなく「部屋の形」にもこだわり、動線がスムーズな間取りを手に入れたリノベーション。
リノベ経験者で、「部屋の形が綺麗だと間取りの選択肢が増える」と実感していたことから、正方形のマンションを選択しています。

リビングにはソファコーナーに加え、床座でくつろげる畳スペースも配置。廊下に収納の機能をもたせるため、寝室とウォークインクローゼットをひとつの空間にまとめ、動きやすく無駄のない間取りを実現しています。LDKと寝室の間仕切りを大きな透明ガラスにしたことで、ワンルームのような開放感も。

生活動線を考えて間取りを再構築！都心のマンションで2度目のリノベーション

SHUKEN Re(シュウケンアールイー)

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SHUKEN Re チーフプランナー南部さん

今回、S様邸ではL型キッチンを中心に回遊する配置でプランを設計しています。それを囲むようにリビング・洋室・寝室と一体化したWICなど、生活動線と収納力を最大化するために工夫しました。
ご提案におきましては、ご希望をお伺いしたうえで「結果的に何が叶うことを求められているか」を考えるよう心がけています。それをお施主様と共有を重ねることで「こっちのほうが良い」とか「実はあまり重要じゃなかった」といった発見から、より満足度の高いお住まいづくりにつながるかと思います。
S様のご希望内容におかれましては端々にご家族へのお気持ちが感じられ、その想いにに応えられますよう努めさせていただきました。新しい暮らしに向けて、リノベーションでお役に立てましたならとてもうれしく思います。

2位：夫妻それぞれの時間を大切にする間取りに［アートリフォーム］

回遊性のあるコンパクトな暮らしをめざしたリノベーションが第2位。
玄関～LDK～書斎、クローゼット～寝室～玄関収納と2つの回遊動線がつながり、生活や家事の動きがスムーズに流れています。子どもの独立がリノベのきっかけだったこともあり、夫妻それぞれの居場所を確保。お互いの気配を感じながら自分の時間がもてるよう、リビングの一角に夫の書斎と妻の趣味部屋を対角線上に配置しています。

リビングに隣接する小上がりの和室は、子どもたちが帰省する際に泊まるスペース。すべての部屋がリビングにつながる、生活しやすい間取りです。

子どもが独立後、夫婦2人でコンパクトに暮らせる間取りへとリノベーション

アートリフォーム

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3位：友人と賑やかに過ごす、新築のような2階建て長屋［リノベーション東京］

第3位は、築70年の2階建ての長屋を蘇らせたリノベーション。
1階は子どもが巣立った夫妻の居住スペース、2階は学生用の賃貸住宅に。来客が多く賑やかに暮らしているので、リビングダイニングをグッと広くし、同じ空間に作業しながらでも会話がしやすいオープンキッチンを配しています。訪れる人が最初に目にする玄関もリニューアル。スリット入りのドアや大容量の収納で明るくすっきりとまとめています。

外壁はサイディングで整え、安全な外階段も設置。さらに将来、子どもたちが住むときには、内階段が付けられるよう設計しています。

こちらの事例は、「リノベーションのビフォー＆アフター vol.9」特集でご紹介しています。

特集：工期110日！老朽化の進んだ木造戸建て住宅がリノベで蘇る

築70年の長屋がリノベで激変！将来の変化に対応する賃貸併用住宅へ

リノベーション東京

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4位：家じゅうに光を取り込んで、心地よさを高める［たすかけ吉祥寺ラボ］

和室が連なる35平米の縦長の空間を、ひとり暮らしにぴったりな住まいに。間仕切り壁はすべて取り去り、風と光がが通り抜ける間取りに再構築しています。

単身用の小さなキッチンがあった部屋は、特注のセパレートキッチンとワークスペースを並べたワンルームのLDKに変更。LDKと寝室の間仕切りは光を通す樹脂パネルで、閉めていても圧迫感がなく、かえって奥行きを感じさせています。寝室には、衣類だけでなくアウトドア用品やスーツケースが収まるよう考え抜いたウォークインクローゼットを造作。間仕切りパネルがクローゼットの扉を兼ねています。

35㎡の縦長の間取りを、ライフスタイルに合わせて明るく開放感ある住まいにフルリノベ

たすかけ吉祥寺ラボ

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5位：現在と将来の暮らしをつなげるフレキシブルなプラン［錬(れん) ］

リノベ済みのマンションを購入して、再リノベーションした事例。
現在は贅沢なシングル仕様ですが、親と同居する可能性もあるということで、模様替えがしやすいオープンプランを採用しています。広々としたLDKの先にはパーティションのような壁を設け、書斎、寝室、クローゼット、納戸を一室空間に並べました。便宜上、部屋に名称がついているものの、使い方は生活や気分で変えており、寝る場所もあちこち移動。コンクリートむき出しやステンレスなどのラフでヴィンテージなインテリアが、その自由なスタイルと響き合っています。