16/12/22 10:00 投稿
【2016年間ランキング】最も注目されたリノベーション事例TOP10!!
リノベのトレンド
今年1年で多く見られたリノベーション事例ベスト10を発表いたします！ ナチュラル、古民家風、ブルックリンスタイル、戸建て、団地、マンションなど、テイストや環境も様々な事例が集まりました。その中でも1位に選ばれたのは「低予算でもここまでできる！」というリノベーションの可能性を改めて感じる事例でした。リノベーションが珍しくなくなってきた昨今、DIYの人気も相変わらず高いこともあり、創意工夫のある事例がこれからも注目されそうですね。
1位 約400万円で叶った！光と風が通るナチュラルリノベーション
2016年で一番注目されたのは、予算約400万円で理想の家を手に入れたこちらの事例。70㎡前後の広さでのフルリノベーションの予算は大体800万円程度が相場ですが、こちらの事例はその半分の予算で全く新しい空間に生まれ変わっています。コストはどうやってコントロールしたの？間取りは？素材は？気になるポイントが満載で編集部も納得の結果になりました！
建築家 +Marchitects（プラスエム・アーキテクツ）の碧山さんからのコメント
たまたま先日、１年ぶりにリノベーション後のご自宅にお伺いしました。インテリアにも工夫を凝らして丁寧に暮らしていらっしゃるのでしょう、完成の時よりもっと素敵になっていました。今回のランキングのことや当時の思い出話で盛り上がりつつ、プロ並みのとても美味しい手料理をご馳走になりました。こういう時には、この仕事をしていてよかったと心から思います。一緒につくることの面白さをあらためて感じた事例でした。
自らの子育ての経験を踏まえ、暮らしの変化に柔軟に対応できるリノベーションを提案
2位 古さを生かして味わいのあるインテリアを楽しむ
2位にランキングしたのは人気の古民家テイストのリノベ―ション事例。築46年の木造戸建ての家を、建物のもつ雰囲気を生かし田舎の分校のようなノスタルジックな空間に仕上げました。照明器具やアンティークの扉などのパーツを積極的に取り入れ、味わい深いインテリアになっています。また、比較的築年数の古い物件にありがちな雨漏りや耐震などにもしっかりと対応。安心して暮らせるように配慮されている点も見逃せません。
スタイル工房さんからのコメント
子どもの頃、祖父母世代と一緒に育ったというご夫妻。大家族を思い出せる広い庭と懐かしい雰囲気のお住まいがご希望でした。ご購入されたのは築36年の戸建て。危険な状態に増改築されていたのですが、構造補強・耐震補強をし、雨漏りもじっくり見守りながら直しました。漫画喫茶のようにそれぞれこもれる書斎はいつまでも仲良しでいるための必須空間。広々としたリビング、語り合える階段とキッチンにはお引越し後に授かられた元気なお子さんの泣き声が聞こえるようになりました。
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
3位 団地リノベをとことん楽しんで、家族が笑顔になる家
3位にランクインしたのは、リノままが大注目の団地リノベを手掛けたこちらの事例。玄関とひとつになった書斎や、借景を楽しめる縁側のような小上がりの和室、リビングの高い天井や猫のための柱など、リノベならではの楽しいアイデアにあふれています。また、壁の色や床の素材をスペースごとにうまく切り替えることで、つながりがありながらもメリハリのあるゾーニングを実現。仲のよいご家族が快適に楽しく暮らす姿がありありと見えるような事例です。
Renomama (リノまま)さんからのコメント
この団地が持つ成熟した緑たちと団地の地域コミュニティーをこよなく愛していて、とても仲の良いご家族。
そんなご家族に「単純に部屋で暮らすという感覚ではなく、大好きな団地という街に暮らしているんだな」と、感じていただけるように、設計コンセプトには室内と外とのつながりをいかに持たせられるかを盛り込みました。
緑の多い団地で走りまわったり、地域の人と触れ合うのと同じように、お部屋のどこからでも緑と四季、そして家族の存在を感じて、毎日ワクワクする暮らしをされている事例です。
団地リノベーションのお考えの方は、一概に団地といっても棟毎に既存の壁や天井の作り方や仕上げは様々で、出来る出来ない、コストはかなり変わる場合があることを覚えておきましょう！
家づくりからずっと先の暮らしまで、住まいを自分らしく
4位
インダストリアルなブルックリンのSTUDIOをイメージしたワンルームリノベーション
”大人の男性の遊び心ある住まい”を感じる渋カッコいい事例です。パリに住んでいたことのある施主様はリノベ―ションによって、ライフスタイルに合わせた住空間を自由に設計施工できることにメリットを感じていました。3Kだったヴィンテージマンションを1Rへと変更し、開放的かつ、使いやすい動線になっただけでなく、その素材使い、インテリアにも施主様のこだわりが詰まった空間になっています。
5位
スタイル工房
こちらの事例も1R仕様。ひとりでゆったりと暮らせる家を探していた施主様がたどり着いたのが中古マンションをリノベーションして、理想の住まいを手に入れることでした。出来上がったのは色のトーンをおさえたシックで大人な空間。特に水回りの仕上がりはまるで海外のホテルのよう！華美さはありませんが、すべてに上質さを求めた贅沢なインテリアが印象的です。
6位
G-FLAT株式会社
元々お住まいだった木造の戸建をリノベーションしたこちらの事例。木の雰囲気があたたかなリビングダイニングにはハンモックが取り付けられ、遊び心がありながらもゆったりとくつろげるようになっています。この家の魅力は収納にもあらわれています。特に玄関から続く土間スペースに設けられたコートや洗濯物をかけられるスペースはとても使いやすそう！土間や水回りへのR開口の入り口も素敵です。
7位
SHUKEN Re(シュウケンアールイー)
リビング壁の一部に取り入れた黒い壁の向こうは寝室。アンティークドアの持つ雰囲気もあって特別な個室感を演出しています。意外な間取りと思われがちですが、生活動線を考えたアクセスと機能性にも優れた仕上がりになっています。全体的な仕上がりはあくまでもシンプルですが、この黒板塗装の壁やステンレスのカウンターキッチン、アンティークのドアなど家の印象を左右する建具には施主様のこだわりを感じます。
10位
壁・天井を無垢板張りに替え、インテリアイメージを一新！
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リノベりす編集部コメント
もし自分がリノベーションするなら‥‥？考えながら事例を見てみるとどの事例もとても参考になりますね。ランキングに入ったどの事例にも共通して言えるのは、リノベーションをすることで、改めて自分達のライフスタイルや理想とする暮らしと向き合い、それを解決しながら暮らしを再構築した実例、ということだと思います。好きなテイストはそれぞれですが、より住まい手に寄り添った家が集まった魅力あふれるランキングでした！
リノベりすでは2017年も、ストーリーのある素敵な事例をたくさんご紹介していきたいと思っています。来年もどうぞよろしくお願いします！