24/03/12 10:00 投稿
1位は「造り込みすぎず変化に対応」｜リノベーションランキング（2024年2月）
リノベのトレンド
2024年2月に公開されたリノベーション事例のなかで人気TOP5を発表します。今月は、将来の変化に備えた壁式構造のリノベーションが第1位に。さまざまな形の収納充実リノベーションにも注目が集まりました。
1位：造り込みすぎないプランで、変化する楽しさを [ハコリノベ]
第1位は、壁式構造マンションの制約を解決しながら、今の暮らしにぴったりの住まいに変えたリノベーション。
必要な部屋数や収納スペースをしっかり確保し、将来の変化に柔軟に対応できるよう、造り込みすぎないプランを採用しています。
間取りは個室がベッドルームだけの1LDK。バルコニー側の間仕切りを撤去し、ゆったりとしたシンプルなリビングダイニングをつくりました。
玄関は洋室とつなげて土間を拡大。靴やアウトドア用品の収納に加え、趣味も楽しめるフレキシブルな空間に整えて、一角には子どもの成長につれて個室を増やす準備をしています。
ハコリノベ リノベーションデザイナー：中塚さん
元は3LDKの間取りを1LDK +土間のゆったりとした間取りとしましたが、この間取りが完成形ではなく、これからのご家族構成の変化に合わせて変わっていく、そんな余白を持たせたお家になっています。
印象的なモルタルキッチンは、お施主様のこだわりポイント。味の調整が難しいモルタルは、カラーモルタルを使用することでコントロールし、黄みがかった絶妙な色合いに仕上げました。
2位：賃貸住宅の水まわりの狭さと収納不足を改善する [マイリノbyグローバルベイス]
日々の暮らしに欠かせない水まわりをグンと広くし、さらに収納もたっぷり設けたリノベーションが第2位。
賃貸住宅での物足りなさを、中古購入＋リノベーションで見事に解消しました。
リビングダイニングとひと続きのキッチンは、対面のオープン式に。収納量を確保するため、リビング側にも収納できるキャビネットを選び、背面にはカップボードやウォールシェルフ、パントリーを配しています。
ものが多くなりがちな洗面所なども広くとり、天井までの空間をフル活用して収納棚を設置。ウォークインクローゼットは、手持ちの収納ケースに合わせて設計することで、無駄なスペースが出ないようにしました。
3位：収納充実で、すっきりしたナチュラルインテリアに [アートリフォーム]
第3位は、建具を付けないクローゼットやオープンシェルフなど、ワンアクションでとれる収納を充実させたリノベーション。
リノベ会社にアドバイスをもらい、取り出しやすく、しまいやすい収納を随所に取り入れています。
LDKに隣接するファミリークロゼットはアーチ開口に。テレビの裏もオープン収納で、玄関には家型の開口でつなぐシューズインクローゼットを配置しました。
インテリアは、木の温もりがあふれるナチュラルスタイル。オーク調のフローリングに合わせ、キッチンの下がり壁や飾り棚、テーブルなどの家具も木で統一し、自分好みに仕立てています。
4位：限られた広さでも、それぞれの個室と大型収納を実現 [スタイル工房]
家の老朽化をきっかけに、室内に物があふれている状態を何とかしたいとリノベーションを計画。子どもが成長し、家族3人分の個室も必要だと考えていました。
収納不足の解決策として、3つの大型収納を配置。玄関にシューズクローゼット、母の部屋にウォークインクローゼット、キッチンにパントリーを設け、それぞれ廊下につながるようにしています。
変えられない床面積の中に3つの個室を捻出するため、リビング横の和室を小上がり付きの洋室に変更。リビングの一部としても使えるフレキシブルなつくりにすることで、「広いリビング」と「3人の個室」を両立しています。
5位：名作家具が映える、シンプルで直線的な空間 [nu(エヌ・ユー)リノベーション]
「とにかく広い空間で、好きな家具に囲まれる暮らし」を理想に掲げたリノベーション。室内に梁や柱が出ていない中古マンションを選び、広々としたシンプルな住まいをつくり上げました。
リビングダイニングは壁を取り払い、18畳の大空間に。キッチンはあえて壁を立て、家具以外をすべて直線のラインにまとめています。
マルニコレクションのアームチェア「HIROSHIMA（ヒロシマ）」をはじめ名作家具を並べたリビングダイニングは、ギャラリーさながらのカッコいい空間。グレーと白で統一した内装も、家具をグンと引き立てています。
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