庭が広がる平屋をリノベーション。約350万円で自然素材をふんだんに使ったフレンチカジュアルな家に
a.design(エーデザイン) (設計・施工)
DATA
自然素材とDIYを推奨し、「一緒に楽しむ住まいづくり」が魅力
フランス産のテラコッタを敷き詰めて
築24年の戸建て住宅をマイホームとして購入したMさん。平屋で庭があることが気に入り、リノベーションで間取りや内装を一新することにしました。
インテリアは、やわらかな自然の温もりを感じるナチュラルなフレンチカジュアルに。壁の仕上げは調湿・消臭効果のある珪藻土、床は古材風のナラ無垢材を選択。キッチンにはフランス産のテラコッタを敷き詰めるなど、住まいを構成する内装材には自然素材をふんだんに使いました。水まわりや建具はすっきり洗練された明るい木目に。オリジナルキッチンにはシナベニヤ、洗面台にはタモ集成材、リビングドアにはパイン材を使い、すべてオリジナルで造りつけています。
壁を取り払い、明るく開放的なLDKに
間取りは、和室の壁を撤去してオープンなLDKに変更。少し奥まっているキッチンは作業がしやすく、汚れに対するメンテナンスのしやすさも万全です。ひと続きのリビングダイニングはシンプルにまとめることで、自然と家族が集まり、みんながくつろげる心地よい空間になっています。
また限られている予算は、優先順位に合わせて上手にコントロール。シャンデリアのために天井補強をする代わりに子ども部屋の建具は別のものにしたり、希望していた幅広のオーク材は雰囲気を損なわない古材風のナラ材に変更したりしました。また「自分で手を掛けると愛着もわく」と提案された壁のDIYにも挑戦。コストダウンの工夫を重ね、予算内で、イメージ通りのナチュラルな住まいをつくり上げています。
MATERIAL
床:ナラ材(LD)、テラコッタ(キッチン)
壁:珪藻土
INSTRUMENTS
キッチン:造作
洗面台:造作
リノベりす編集部コメント
無垢材や珪藻土といった自然素材が心地よい住まいです。ナチュラルな雰囲気とフレンチシックな家具が響き合い、洗練されたミックススタイルになっていると思いました。優先順位にあわせて予算をコントロールできるのもリノベーションの良いところですね。