リビングを1階から2階へ。11年目の戸建てリノベーション
アレックス (設計・施工)
DATA
美しく幸せな空間を多くの人に創造する
上下階の間取りを入れ替えて、日当たり抜群のLDKに
施主ファミリーが愛犬2匹と暮らしていたのは、11年前に中古で購入した戸建て住宅。当初は住みやすいと感じていた家も、ライフスタイルの変化とともに、家族と間取りが合っていないと思い始めていたのだそう。また雨漏りや外装の劣化もあったことから、これからも長く住めるよう家全体のリノベーションに踏み切ることにしました。
1階のリビング・ダイニング・キッチンは、動線に無駄があり、自然光があまり入らないため日中でも暗い空間。そこで上下階の間取りを逆転し、リビング・ダイニング・キッチンを2階に移動。使いやすく、家族のコミュニケーションをとるのにぴったりなオープンプランとしました。1階には水まわりなど、さほど採光が必要のない部屋を配置しています。
カフェのような空間で、愛犬のいる暮らしを楽しむ
明るいLDKに入ってまず目に止まるのが、時とともに味わいを増した大きな梁。小屋裏収納を撤去して梁を見せることで、天井の高いダイナミックな空間になっています。壁クロスは淡い色調のパープル。メインの床材には、愛犬との暮らしでフローリングの手入れを簡単にと、木目調の樹脂素材が敷き詰められています。
カフェのようなインテリアが好みという施主夫妻。表情豊かな内装に調理器具や時計など暮らしの道具をアクセントにして、居心地のよい空間をつくり上げました。リビングへのアプローチには、アンティークガラスをはめ込んだドアと格子の窓を配置。素材やデザインにこだわって、お気に入りポイントのひとつになっています。
リノベりす編集部コメント
LDKを2階に動かしたことで、生活が大きく変わりましたね。家族が一番長く過ごす場所が広く明るくなると、ますます笑顔が増えそうです。家の基本性能があがり、これから長く快適に暮らせますね。