フランクロイドライトの照明をメインに。異素材が調和するリノベーション
アレックス (設計・施工)
DATA
美しく幸せな空間を多くの人に創造する
照明を中心に考えたデザイン
近代建築の三大巨匠ともよばれる建築家のフランクロイドライトが設計したデザイン照明の復刻版である「タリアセン2」と「ロビー1 ミニ」を中心に空間をデザイン。照明単体のインパクトが強いので、リビング全体の色味はブラウンやグレーなど落ち着いた色を中心に選び、重厚感のある佇まいに仕上げました。
リビングの壁には、フランクロイドライトが日本で基本設計に携わったという旧帝国ホテルで使用した大谷石を使用し、歴史的な背景を取り入れています。夜になると照明のやわらかな光に照らされ、より一層雰囲気のある空間に。
さまざまな素材を組み合わせて上質な空間に
リビングにはメインとなる大谷石だけでなく、カラーガラスやコーナーに使用しているブロンズミラーなどさまざまな素材を採用。木、石、ガラスと異なる素材は、それぞれの魅力を引き立てて上質でホテルライクな空間を演出しています。
非日常的な雰囲気はリビング以外の場所でも感じることができます。家の顔となる玄関のニッチ部分には、大胆な柄のタイルを張りフォーカルポイントに。玄関からキッチンまで伸びる廊下の天井にはダークグレーのクロスを張り、意匠性の高い空間に仕上げています。
MATERIAL
壁:大谷石(リビング)、ブロンズミラー(リビング)、カラーガラス(リビング)、タイル(寝室、トイレ、玄関)
天井:カラークロス(廊下、キッチン)
リノベりす編集部コメント
印象の強い2つの照明が主役でありながら、それらが目立ち過ぎないバランスの取れた空間に仕上がっています。すべての部屋にデザイン性の高い素材を取り入れ、それぞれイメージの違う面白い住まいになっていますね。