オーダーメイドの木製L字ソファが心地よい、インダストリアル・ヴィンテージな住まいにリノベーション
フィールドガレージ(FIELDGARAGE) (設計・施工)
オープンなLDKの主役は、使い込まれたような風合いの木で造作したL字型のソファ。程よい高さで、ダイニングとリビングをゆるやかに分けています。
DATA
間取り図
「参加するリノベーション」をモットーに、住まいを豊かにする”ものづくり”の会社
壁を取り払って、明るく開放的な住まいに
キッチンやそれぞれの個室が細かく仕切られていた3LDKのマンションを、角部屋で窓が多い特性を活かした、光と風の通る開放感ある2LDKにつくり変えました。
LDKは、もともとのリビングダイニングに、独立していたキッチンとその隣の個室をつなげて広々とした空間に変更。隣接する和室は、畳からフローリング、襖からガラス入りの仕切り扉に変え、将来の子ども部屋にすることにしました。今はまだ子どもが小さいこともあり、キッズスペース兼ワークスペースとして活用しています。
寝室のクローゼットは面積を拡張し、通り抜けられるウォークスルークローゼットにすることで利便性もアップ。その分寝室はコンパクトにまとめました。
上部に透明ガラスを用いた引き戸が、LDKと子ども部屋の間仕切り。親子で気配を感じつつも、丸見えにならない絶妙なつくり。
やわらかいアールの壁で仕切った、子ども部屋の中のワークスペース。現在は夫が活用中。
オープンキッチンには、使いやすい対面カウンターをプラス
家族の様子に目を配りやすいオープンなキッチンは、対面式のカウンターを造作。食器やカトラリーはもちろん、奥行きを調整してキッチン家電やゴミ箱もすっきり収めています。またダイニング側を半円形に延ばすことで、PC作業も可能に。すぐ横に天井までの棚をつくり、作業途中でも散らからないようにしました。
インテリアは、コンクリート現しの梁と使い込んだ風合いのフローリングがつくり出す、インダストリアル・ヴィンテージ。部屋のテイストに合わせた木製のL字型ソファはオーダーメイドで、作業の場、食事の場、くつろぎの場をさりげなくゾーニングしています。キッチンのステンレスやタイル、玄関の有孔ボードやトタン波板など、ポイントごとに無機質な素材を選び、理想のスタイルを叶えました。
壁に囲まれていたキッチンは、リビングダイニングとつながるのオープンなスタイルに変更。料理や片付けをする人が孤立することなく、家族との会話も弾みます。
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インダストリアルな雰囲気のステンレスキッチン。ダークグレーのタイルで空間を引き締めて。
一部を両面使いにして収納力を高めたキッチンカウンター。家族みんなで作業ができる広さです。
リビングの一角には本棚を造作。子ども部屋からも近いので、親子で共有するライブラリー空間に。
将来の子ども部屋は、ピンクの壁とアール壁のワークスペースがアクセントです。
玄関から寝室までつながる、ウォークスルークローゼット。収納量もアップしました。
モルタルの土間を新たにつくり、有孔ボードやトタンの波板でインダストリアルなテイストに。
見せる収納は使い勝手も抜群。素材や色彩もバラエティ豊かで住み手のセンスが感じられます。
ウッディなカウンターと四角いボウル、ゴールドに縁どられた円形ミラーなどレトロ感のある洗面室。
真鍮のペーパーホルダーに濃茶の框扉。日常使いの空間も細部にまでこだわりました。
ビフォー・アフター
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フィールドガレージ(FIELDGARAGE)
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リノベりす編集部コメント
ソファをダイニングやキッチンとは反対に向けて配置することで、自然とエリア分けされています。ソファは使い込まれたような素材なので、独特のヴィンテージ感が漂っていますね。内装の色や素材にもこだわりを感じました。