ポップなカラーと音楽が彩る、ミックスインテリア。玄関を増設した二世帯リノベーション
フレッシュハウス (設計・施工)
DATA
間取り図
確実に重ね続けたリフォーム実績をもとに、住まいにもっとも大切な要素を取り入れる。
お互いの生活スタイルを尊重して分離型の二世帯に
両親との同居をきっかけに、実家のリノベーションを計画した施主夫妻。ともにアパレルの仕事に就いているというお洒落な夫妻らしく、新居にはポップで楽しげな雰囲気が漂っています。仕事柄、両親とは生活時間帯が違い、生活音も気になるところ。そこで、子世帯専用の玄関と階段をつくり、完全分離型の二世帯住宅プランとしました。
1階の親世帯はすでにリフォームを終えていたため、今回は2階の子世帯のゾーニングから開始。共有する表玄関や移動できない既存の階段、ホールなどを上手に取り込みながら、暮らしやすい住まいをつくり上げています。間取りはワンルームのLDKに、広いウォークインクローゼットを併設した寝室。その間には、夫が音楽制作を楽しめるDTMコーナーを配置しています。
アパレル仕込みのセンスが光る、家族の空間
2人の好みがぴったり合い、生活スタイルも定着しているため、住みたいインテリアのイメージが明確だったという夫妻。新しい住まいには、さりげなく置かれたミッドセンチュリー家具やアメリカンヴィンテージの小物など、愛着のあるものが暮らしの中に楽し気に溶け込んでいます。
なかでも目をひくのは、空間のカラースキーム。LDKの壁だけでも、グレー、赤白のボーダー、青や緑のタイル、空色のカーテンと様々な色が見事に調和して、印象深いスペースになっています。室内ドアは、すべて部屋ごとに色を変えた無垢材を使用。素材にもこだわることで、あえて余白を作らないカラフルなミックスインテリアが引き立っています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
壁:モールテックス、磁器タイル、デニムクロス
リノベりす編集部コメント
多くの色を使っているにもかかわらず、統一感がある素敵な住まいですね。小物たちの賑やかさと、なんとなく長居したくなるような落ち着きが同居しています。共有の玄関があることで、コミュニケーションもとれそうです。