ドマとサンルーム
H2DO一級建築士事務所 (設計)
DATA
中野駅から徒歩約10分に位置する築21年のマンションの一室、約36㎡のSOHOリノベーションプロジェクトです。開口部が限られた縦長の空間において、プライベートを確保しつつ、開口部からの光を巧く奥の部屋まで引込むことをテーマとしました。
光が隅々まで取り入れられる家
取入れた光を空間の奥まで効率よく運ぶために、壁と天井や家具を含めて基本色を白としました。床は全室モルタル仕上げとして空間を引き締めつつ、統一感を持たせました。
縦長空間両端のエントランス部分と開口部部分に、バッファーゾーンとして、引戸で間仕切ることが出来る前室を設けました。エントランス側の間仕切り引戸はフラッシュ扉として、外部からのプライバシーを確保しました。開口部側の前室は、サンルームのような明るく暖かい部屋となりました。そして引戸を半透明ポリカの框戸とすることで、プライベートを確保しながら、開口部からの光を柔らかい間接光として室内に届けることができます。3つの部屋は引戸を袖壁に引込むことで、ワンルームの一体空間としても使用することが出来ます。
長手の壁面には壁面全体の造作家具を設けて、その中にエアコン・キッチン・デスクと、オープンな収納を埋込みました。このように一体的な造作家具に複数機能を埋込むことで、全体がより統一感のとれた空間となります。
ドマエリアの眺め。
ドマエリアからの眺め。
ドマエリアからの眺め_ポリカ框戸。
サンルームの間接光。
壁面収納。
Room1間接光。
DIY組立てテーブル。
ビフォー・アフター
MATERIAL
土間(モルタル金鏝仕上げ)