勾配屋根の家

広島駅から10分の戸坂駅の丘陵地にある、RCマンション5階建ての4階部分の一室、約80㎡のリノベーションプロジェクトです。5階は部分的にしかなく、本物件は4階で最上階となっており、空間ボリュームを確保するために、23JのLDK部分を勾配天井の屋根としました。

屋根下の空間を利用した空間拡大術を活かした部屋づくり。

LDKには5畳のコアガリを設けて下部を全面床下収納とし、コアガリ部分の壁面も全面造付け収納として、大量の収納スペースを確保しました。コアガリ部分は”ノビルーム”という可動式の個室を設け、季節やイベント等の状況に応じて、空間の間取を変更できるプランにしました。コアガリの対面にも全面壁面造作家具として、キッチンやTVボードなどを一体的にデザインしました。

LDK以外は寝室とハナレ、水廻り部分をコンパクトで機能的におさめて、メリハリのあるプランとしました。床や造作家具塗装、ダイニングテーブル・寝室収納・ハナレロフトなどを、クライアントさんがDIYで組み立てました。これにより、初期のコストダウンを図りながら、セルフメンテナンスも可能となり、何より自分で作ることによって、愛着のある空間が生まれます。