土間が暮らしの中心にある住まい方。リノベでストレスフリーの生活動線に!
ハンズデザイン一級建築士事務所 (設計)
DATA
間取り図
日常の生活を大切にし、丁寧につくりあげる
子どもの好奇心を満たす、自由な住まいに
成長した兄弟に子ども部屋を設けたいと、自宅のリノベーションに踏み切ったTさん。水まわりの老朽化も気になっていたため、間取りから設備、内装までを一新することにしました。設計・施工は、ハンズデザイン一級建築士事務所。幅広く資料請求をした中、パンフレットに惹かれて完成見学会にも参加し、依頼を決めたのだそう。
住まいは延べ約83平米のマンション。それぞれ独立した子ども部屋をつくるのではなく、1部屋を2人で共用しつつ、必要な時は仕切れるようにしました。さらにLDKの一角をアトリエとし、親子がアートを通してふれあえる豊かなスペースをつくっています。
広い土間を家の中心に配して、効率的な生活動線を実現
リビング、個室、水まわりを行き来する時に、必ず通るのが玄関土間。広くとることで、移動と収納という2つの役割を兼ねた空間になっています。また家の顔ともいえる場所なので、ルーバー天井やシリカライムの壁などを使い、家の個性が感じられる仕上げに。壁面を利用したシンプルな棚と統一された色調がすっきりした印象です。
家全体のインテリアは、洗練されたナチュラルテイストに。チークの挽き板フローリングにサーモアスペンの羽目板、ホタテ塗装の白い壁など、上質な自然素材が響き合っています。基本となる内装材に加え、質感や色味、素材の違ったものを散りばめて空間のアクセントに。暮らしやすさとデザイン性を絶妙なバランスで取り入れた、心地よい住まいをつくり上げています。
MATERIAL
床:チーク挽き板
壁:ホタテ塗装、シリカライト左官仕上げ(玄関)
天井:サーモアスペン(リビング)
リノベりす編集部コメント
訪れる人が一番に目にする玄関を広くすることで、家全体にゆとりが生まれています。生活動線もスムーズになり、住みやすさがアップしていますね。レイアウトや広さが工夫されたオープンスタイルのアトリエは居心地がよさそうです。