定年後も趣味をとことん楽しむ住まい。自然素材を使ったフルリノベで心地よい生活空間に
湘南リフォーム (施工)
夫妻の共通の趣味が映画鑑賞ということから、迫力満点の画面で楽しめるよう大型テレビを設置。配線が見えない工夫をして、サラウンドスピーカーも取り入れています。
DATA
間取り図
その人にとっての"最高の家づくり”に真摯に向き合う
快適性をアップする、オープンな間取りと自然素材
まもなく定年を迎えるというタイミングで、リノベーションを決意したYさん夫妻。子どもが独立したこともあり、これまでのファミリー仕様の間取りから、夫婦2人の「終の棲家」にしたいと考えました。
めざしたのは、「今後20年の生活を快適に楽しむ」住まい。いちばん長く過ごすLDKは、和室を撤去してスペースを拡張し、キッチンの壁を開放。ダイニングテーブルとつながるII型の対面式キッチンを取り付けることで、明るくオープンな空間に生まれ変わっています。
床壁天井などの内装材には、自然素材をふんだんに使用。
「いちばん驚いたのは塗り壁効果です。実は住むまで、私たち素人に効果が感じられるのか疑っていたのですが、十分に空気感の違いが分かりました」とYさんは振り返ります。
また、新たに防音や断熱に効果のある2重サッシを採用し、家の快適性を高めました。
作業スペースが広くとれるII型キッチン。ダイニングテーブルまで一直線の動線で、配膳や片付けがラクにできるのもポイントです。床はオーク無垢材、壁や天井は断熱性や調湿性に優れる珪藻土に。
夫婦それぞれの趣味スペースをつくる
広くなったリビングには夫の趣味スペースを配置。デスクや棚をぐるりと造りつけ、リビングとの間仕切りは座った時にリビングのものが目に入らない絶妙な高さに設定しました。
一方妻の趣味スペースは、子ども部屋だった場所を分割したミニマルな書斎。夫妻それぞれが一人になれる空間をつくることで、自由にくつろげるようにしています。
スピーカーはテレビの両脇とソファの背面に置いてサラウンドに。壁の中を使って配線を通し、コード類が見えない工夫をしています。
夫の趣味スペースは、明るい木目で揃えたシンプル＆ナチュラル。オーディオ機器の配線は壁の裏を這わせてすっきりと。
お互いの気配を感じるセミオープンスタイル。機能的にまとめたスペースで、音楽を思い切り楽しみます。
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テレビボードの上に配した間接照明。映画を観るときには、ほかの照明を消して映画館のような雰囲気に。
好奇心を満足させる、広々とした音楽コーナー。「自慢したくなる一画になりました」とYさん。
シンク上はライティングレールで、照明の数や角度を変更可能。
コテ跡を残す塗り方で、珪藻土の陰影を楽しみます。
妻がネットで見つけたイメージに合わせて建具を造作。板ガラスとチェッカーガラスの組み合わせが個性的。
天板、鏡、水栓金具、タイルを妻がセレクトした造作洗面台。
水回り設備もすべて更新。ただ取り替えるだけでなく、デザインや素材にもこだわりました。
大好きなブルーグレーを散りばめて。玄関タイルをはじめ壁紙や床など使い、トーンを揃えています。
玄関ホールのアクセントになっている室内窓は、妻の書斎のもの。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：オーク無垢材
壁：珪藻土
天井：珪藻土
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リノベりす編集部コメント
夫婦それぞれの趣味も、共通の趣味も、思う存分楽しめる住まいです。子ども部屋が必要な時期が終わり、夫婦2人に合う空間とインテリアで、これからを快適に過ごせそうですね。