角部屋の立地を生かしてオープンな住まいに。ナチュラル素材が調和するマンションリノベーション
湘南リフォーム (設計・施工)
深みのあるグリーンのタイルで、印象的なキッチンに。アイランド型の作業台は、子どもと並んでのお菓子づくりもスムーズ。手前のマガジンラックにはお気に入りの絵本を並べています。
DATA
間取り図
その人にとっての"最高の家づくり”に真摯に向き合う
子育てに嬉しい環境で、中古×リノベーション
子どもが小学校にあがる前に引っ越しができるよう、マイホームの計画を立てた施主夫妻。住み慣れた街で出会った物件は、すぐ近くに緑豊かな公園があり、親子3人でゆったり暮らせる74平米の中古マンションでした。内見時には家具が置かれて圧迫感があったので、自分たちのイメージ通りの家になるのか心配な面もあったのだそう。しかし依頼先の湘南リフォームと現調に行ったことで不安を払拭。作り込みすぎず、家具で雰囲気を変えられるような住まいをめざしてリノベーションすることにしました。
新たな住まいは周りをバルコニーがぐるっと囲み、日当たりも風通しもよい角部屋。その環境を存分に生かしつつ、自然素材を使った、ナチュラルでちょっとクラシックな雰囲気をめざしています。
2方向から陽ざしが差し込む明るいリビングダイニング。角部屋ならではの開放感です。
コストを抑えつつ、憧れの自然素材を味わって
家族が一緒に過ごすLDKは、2部屋つなげて広い空間に変更。その他のスペースはできるだけ既存の壁を残し、コストを抑えました。その分、念願の自然素材をたっぷり採用。玄関ホールからリビングダイニング、寝室をオーク無垢材のフローリングに、リビングダイニングの壁は珪藻土、子ども部屋にはウッドチップクロス（オガファーザー）を取り入れています。
また家の至る所に収納空間を確保。不足していた廊下や寝室などに、扉付きの物入れを設けました。さらにオープンなキッチンでは、見せる収納と隠す収納を上手にミックス。素敵なデザインのものは棚にディスプレイしながら収納し、毎日使う家電はすぐ手の届く位置に。ゴミ箱など見せたくないものは、アイランド型の作業カウンターの下に収めています。
ダイニングの一角にワークスペースをつくりました。白いデスクは、妻が学生時代に愛用していたもの。
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ペンダントライトの幻想的な光やアイアンのブラケットで、個性豊かなキッチンスペースに。
キッチンの床には、清掃性が高くリアルな石目を再現したフロアタイルをセレクト。
幅広のオーク無垢材と珪藻土に包まれる、気持ちのよいリビングダイニング。
ブルーのオガファザー（木屑と再生紙を圧着して生成された天然素材のクロス）で仕上げた子ども部屋。室内窓でダイニングとつながり、家族の気配を感じられます。
将来、猫と暮らしたいと思っているので、あらかじめ猫ドアを設置。
ガラスや色味などデザインを追求した室内ドア。開けると、明るく爽やかな空間が広がります。
ウッドフレームの室内窓とシンプルな照明が、珪藻土の壁を彩ります。窓の向こうは子ども部屋。
オープンな靴入れと大容量の収納スペースをプラスした玄関。オーク無垢材に合わせて土間のタイルも一新しました。
アンティークミラーを取り付けた洗面室。カウンターは手入れのしやすさを重視して木に見える樹脂製に。
ガラスシェードの照明で優しく照らすトイレルーム。シンプルに仕上げて美しく。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：オーク無垢材（LD、玄関ホール、廊下、寝室）、フロアタイル（キッチン）、タイル（玄関土間）
壁：珪藻土（LD）、タイル（キッチン）、クロス/オガファーザー（子ども部屋）
INSTRUMENTS
洗面台：造作
浴室：既存
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リノベりす編集部コメント
自然の温もりとクラシックな雰囲気のあるものが響き合い、やわらかな空気感を醸し出していますね。見せる収納を駆使したキッチンは、作業カウンターを設けたことで、家事が気持ちよく片づけられそうです。