60㎡・3LDKに子ども部屋2つとファミリークローゼットを巧みにレイアウト。13年目のフルリノベーション
湘南リフォーム (設計・施工)
以前の間取りでは、窓がひとつもなかったLDK。バルコニー側に移動し、大きな掃き出し窓が連続する明るい空間になりました。オーク無垢材の色と壁や天井のホワイトがベースカラー。黒とグレー、イエローのアクセントカラーが効いています。
DATA
間取り図
その人にとっての"最高の家づくり”に真摯に向き合う
子どもたちそれぞれに同じ広さの個室をリクエスト
きれいにリフォームされた60㎡・3LDKのマンションを、13年前に購入した施主夫妻。子どもたちが成長するにつれ、広い家に引っ越す計画が持ち上がりましたが、学校に通える範囲で良い物件が見つかりませんでした。
そこで住んでいるマンションを今の暮らしに合わせて間取り変更することに。前回のリフォームでは給排水の配管がそのままだったこともあり、全面的なリノベーションに踏み切りました。
おもな依頼は、勉強する時間が増えた2人の子どもが使う同じ広さの個室。また、ファミリークローゼットや対面キッチン、水まわりのタイル壁なども希望しました。
リビングの音が聞こえやすかった洋室をなくし、それぞれ同じ広さの子ども部屋をプラン。
ファミリークローゼットがすぐそばにあるので、室内にはベッドとデスクのみを置いています。
II型の対面キッチンを中心とした明るく開放的なLDK
子ども部屋は、北側に移動した夫妻の部屋と並べて配置。もとはLDKだったその場所は、住み始めて1年ほどで隠蔽配管から水漏れがあり、それ以降エアコンを設置していませんでしたが、今回の工事で安心して使えるようになりました。
また、それぞれの個室をミニマムにすることで、家族が集まるLDKが、光と風がたっぷり入る気持ちのよい空間に生まれ変わっています。
キッチンはII型の対面式に。作業スペースや収納が広くなり、家族揃っての料理や片付けもグンとスムーズになりました。
無垢材の床や大好きなタイルに囲まれ、思い描いていた暮らしを始めた施主ファミリー。「多くの希望をすべてきっちり叶えてもらえました。ずっと居たいと思わせてくれる大切な住まいです」。
2人同時の作業もしやすいII型のオープンキッチン。リビングやダイニングにいる子どもたちとも会話が弾みます。レイアウトを変えることで、暮らしが便利に楽しくなりました。
窓からの光や風は、室内窓で子ども部屋にも取り込みます。
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キッチンの腰壁にはモールディングをあしらいました。
I型よりも短い幅で対面にすることが可能なII型キッチン。
キッチンの壁には光によって表情が変わる白いタイルを。
白いキッチンは、汚れやすい目地の部分が少ない大きいタイルをセレクトすることで、きれいに保ちやすく。LDと一体になったキッチンだからこそ、清掃性も考慮して。
便利なファミリークローゼットはアーチ開口が目印。
洗面台を廊下に出すプランもありましたが、クローゼットの広さを優先して脱衣室と一体に。
洗面台にはモザイクタイプのタイルを選択。デザイン性のある壁出し水栓とともに、殺風景になりがちな空間をセンスよく彩っています。
玄関は天井までの高さをフルに使い、可動式の棚を設置。
バスルームは位置や広さを変えず、丸ごと交換しています。
アクセントクロスが印象的なトイレ空間。ものを取り出しやすいオープン棚を造りつけました。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：オーク無垢材
壁：タイル（キッチン、洗面室）
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リノベりす編集部コメント
勉強しやすい子ども部屋、明るくオープンなLDK、広いファミリークローゼットなど、これまでとは全く違う間取りにすることで、同じ面積とは思えない暮らしやすさを手に入れていますね。無垢材やタイルを使ったインテリアも心地よさそうです。