約45㎡の職住一体マンションリノベ。空間を斜めに区切って、オンオフをゆるやかに切り替え
ひかリノベ (設計・施工)
DATA
間取り図
物件・設計・施工管理のワンストップサービスと、その後もつづく安心を。
「斜め」の段差で公私を切り替える
自分の好みとライフスタイルに合った住まいで暮らしたいとリノベーションを決意したIさん。設計・施工はスケルトンリノベーションを専門とし、物件探しからワンストップで対応してくれるひかリノベに依頼することにしました。
Iさんが購入したのは築33年になる約45㎡のマンション。限られた広さのなかに仕事と居住の両方の機能を持たせるために、ワークスペースとリビングスペースを「斜め」に区切った段差でゾーニングするユニークなプランを採用しました。一段上り下りすることで、壁を介さずとも公私のスイッチが自然にゆるやかに切り替わります。
さらに斜めのラインは視覚的な広がりをつくり出す効果もあるので、実際よりも広く感じる空間で、仕事時間もリラックス時間も悠々と過ごすことができます。
洗練された照明計画で空間を彩る
LDKに広がりをもたせるアイデアとして、もう一つ取り入れたのが廊下の天井をリビングよりも低く設定すること。こうすることで廊下を進むごとに視界が開け、LDKをより広く、奥行きのある空間として感じることができます。天井はナラの板張りにして高級感のある設えに。全体的に無機質な雰囲気の中にあたたかさが加わりました。
廊下の天井との段差にはアッパーライトを取り付け、LDK側から廊下を見たときに空間をやわらかく照らすアクセントに。照明は最低限の光源に抑え、光と影の陰影が感じられるように計画し、それぞれに印象的な雰囲気を作り出します。キッチンの壁にはアルネ・ヤコブセンのブラケットライトを設置。インテリアとしても楽しみつつ、手元を明るく照らします。
デザイナーをしているIさんの住まいにふさわしい、ミニマルで洗練された住まいとなりました。
ビフォー・アフター
MATERIAL
天井:ナラ材(廊下)
ひかリノベ
この会社のほかのリノベーション事例
もっと見る
関連するリノベーション事例
もっと見る
リノベりす編集部コメント
テクスチャーのある壁や天井への光の差し方が印象的な住まいですね。壁を斜めに立てるアイデアはコンパクトな住まいにとてもいいアイデアだと思いました。