音楽を楽しむ箱型ワークスペースを部屋の中央に。インダストリアルなマンションリノベ
ひかリノベ (設計・施工)
DATA
間取り図
物件・設計・施工管理のワンストップサービスと、その後もつづく安心を。
隣人にも配慮しつつ、音楽を思い切り楽しむ
都内にある約54㎡の中古マンション。こちらに暮らすAさんは、細かく仕切られた間取りがライフスタイルに合わず、リノベーションすることにしました。
おもな要望は、音楽を楽しむワークススペースをつくること。自分たちだけでなく友人も一緒に楽しめるよう、リビングと一体感が生まれる形をつくりました。 隣室の戸境壁につけて計画すると低音がご近所に響いてしまうかもしれないという配慮から、ワークスペースは家の中央に配し、三方を壁で囲み、他の部屋よりも天井を低くしたボックス型に。スピーカーを使用するため、壁はすべて遮音施工を行っています。ワークスペースの中で聞くと音は鮮明ですが、裏に回ると重低音が弱まり、生活音に紛れるほどなのだそう。演奏も鑑賞も思う存分楽しめる、こだわりの空間になっています。世相を反映した、玄関ホールと直結の水まわり
家の中心にワークスペースを配したことで生まれたのが、行き止まりのない回遊動線。玄関~水まわり~リビング~クローゼットをぐるりと移動できるため、閉塞感がなくなり、実際以上の広さが感じられます。広々とした印象を受けるのは、玄関ホールを拡張したことも理由のひとつ。部屋の一部を玄関土間に取り込み、収納の確保とともに視線の抜けをつくりました。
玄関ホールには、大型の洗面台を設置。そのすぐ隣に、ランドリールームと浴室をプランすることで、外出時に付いた汚れをスムーズに落とし、清潔に暮らせるようにしています。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
自分たちが音楽をたっぷり楽しめるだけでなく、リビングに向けて開かれたボックス型にすることで、音楽好きなみんなも集える場所になっていると思います。インダストリアルな素材は使うほどに愛着が湧きそうですね。