2段ベッドの間仕切りで立体的に分割!子ども部屋リノベーション
住工房 (設計・施工)
DATA
間取り図
8帖の1室を、成長に合わせて2部屋にリノベーション。間仕切り壁の代わりに造作の2段ベッドを使っています。出入りが互い違いになっているので、秘密基地のような楽しいスペースに。
長く暮らす家だから、シンプルで飽きないリノベーションを
2つの個室をつくり出す、大胆なアイデア
2人のお子さんのために、ひとりひとりに個室を設けたい、と考え始めていたSさん夫妻。8帖の洋室を、2人で楽しく使うことができるようリノベーションしました。正方形の部屋の対角線上に2段ベッドを置き、それぞれの独立した空間を確保。住工房の提案で、互い違いに仕切られているオリジナル2段ベッドを使い、空間を立体的に活用しました。
入り口のドアはそのまま生かし、部屋の出入りはアコーディオンカーテンを採用。入り口近くの間仕切り壁に沿って、オープン可動棚を設置しています。スライドレール式を採用しているため、ものが増えても安心な設計に。専用の収納場所ができたことで、自分の身の回りのものを片付け管理する習慣が身につき、子ども自身が使いやすく工夫していくことができます。
子どもの成長に合わせて、遊び心のある部屋に
互い違いのオリジナル2段ベッドは、左側の部屋で上段を、右側の部屋で下段を使っています。上段には梯子であがり、使わないときには手すりにかけて収納。一方、下段はサイドフレームを設けないすっきりしたデザインです。部屋とベッドの余白にある三角のスペースには集成材を張り、目覚まし時計などを置ける便利なコーナーに。同じカタチの2部屋ですが、クロス選びで個性を発揮。上段のベッドは、象が楽し気に連なるイエローのもの、下段のベッドは、星を散りばめたピンクのものを選びました。お気に入りのぬいぐるみやインテリア雑貨を並べ、カラフルで可愛い、子どもたちが大好きな部屋になりました。
小さくても専用のスペースがあることで、子どもは自立心が生まれ、親は子どもの成長を程よい距離感で見守れるように。親と子どちらも、居心地のよい暮らしを満喫しています。
MATERIAL
壁:クロス
天井:クロス
INSTRUMENTS
2段ベッド:造作
扉:アコーディングドア(ニチベイ)
枕元カウンター:ナラ集成材
リノベりす編集部コメント
正方形の部屋を2つの三角形に仕切った子ども部屋。ベッドを斜めに配置した驚きのプランで、8帖の空間を有効活用しています。コックピットのようなベッドスペースは、毎日ワクワクしますね。