リノベでつくった家族の距離がぐんと近づく住まい
住工房 (設計・施工)
DATA
間取り図
長く暮らす家だから、シンプルで飽きないリノベーションを
希望したのは、調理中も家族と会話ができるLDK
Tさんファミリーが暮らす、築27年の戸建て住宅。家族にとって広さは十分、1階はLDKと和室をつなげれば大空間になる間取りでした。しかし、主に料理を担当する妻には、以前から気になっていることが。それは、キッチンがリビングダイニングから独立しているため、調理中は少し寂しい気持ちになるということでした。そこで、キッチンにいても家族の会話に参加できるよう、LDKを中心としたリノベーションを計画。毎日の家事の負担も考えて、水まわり全体の位置関係も見直すことにしました。
間取りの変更は、8畳の和室を撤去して半分をゲストルームとし、半分をLDKに組み込むことに。もともとキッチンのあった場所には、洗濯機や収納棚を使いやすく並べた洗面室を配置しています。
コミュニケーションが広がるアイランドキッチンに
妻が選んだのは、家族とのコミュニケーションが取りやすい、オープンなアイランドキッチン。LDKの一角で料理や後片付けができるので、孤立することなく家族の協力も得やすい形です。また広いリビングダイニングを見渡すことができ、開放感も抜群。回遊動線も相まって、キッチン仕事を楽しくこなせるようになりました。
背面には、天井までフルに使った収納を設置。オーダーメイドのため、愛用の食器やキッチン雑貨、調理家電などがぴったり収まっています。また、オープンキッチンならではの調理中のにおいの広がりや油はねの問題は、ガラスの壁を立てることで軽減。機能的で家族の顔が見える、理想のキッチンに仕上げています。
MATERIAL
床:チーク無垢材(LD)、タイル(キッチン)
壁:タイル(LDK一部、廊下一部)
INSTRUMENTS
キッチン:造作
リノベりす編集部コメント
料理をしていても家族の様子が分かり、会話が弾むキッチンですね。ぐるりと回遊できるので、複数の人が一緒に作業するときもスムーズに移動できそうです。家事動線も改善され、暮らしやすさがアップしていると思います。