昼と夜を使い分けて快適。ペントハウスを住みこなすリノベーション
マイリノbyグローバルベイス (設計・施工)
DATA
間取り図
内部構造までをすべてスケルトン化し、ゼロからの設計によるオーダーメイドリノベーションサービス
イメージが明確になるまで、既存のまま暮らす
「もっと開放感のある部屋で暮らしたい」とリノベーションを前提に、住み慣れたエリアで物件を探していたYさんとフランス出身のAさん。数年かけてようやく出会ったのが、駅近マンションの最上階、広々としたルーフバルコニーのあるペントハウスでした。
始めは改修を施さず、既存のまま生活をスタート。半年ほど暮らし、日当たりや風の流れなどの建物の環境と、住みたい家のイメージが明確になったところで、リノベーションに踏み切ることにしました。
希望したのは、昼と夜で空間を使い分けること。朝日が差し込む東側をリビングダイニングとキッチンにして、ラウンジスペースを通り抜けた西側を寝室に。東側は高い天井や屋外プールをインテリアに活かし、団らんやゲストのおもてなしを楽しむ開放的な部屋に仕立てています。一方西側は絶妙な配色によってシンプルかつ上品な空間です。
アーティスティックなテラスを暮らしに取り込んで
家の中央に位置する、まるでリゾートホテルのようなテラス。もともとは池でしたが、幅を広げて浅めのプールに改修しています。カラフルな壁は日本在住のフランス人アーティストの作品で、以前店舗に飾られていたアートを気に入り、新居の壁に描くことを依頼したものだそう。ほかの外壁面の淡いグレーに合わせてLDKの内側も同じグレーに塗装することで、一体感のある住まいになりました。
部屋を囲むように東側から西側まで広がるテラスは、YさんとAさんのDIYを駆使して居心地よく整備。人工芝やタイル石を張り、あえて段差をつけるなど空間全体をデザインしています。
リノベりす編集部コメント
プールありアートありと、非日常感のあるホテルのような住まいですね。コの字型を活かして、昼と夜の暮らし方を切り替えられる間取りになっています。中間地点にあるラウンジも居心地がよさそうですね。