自然素材の空間を北欧家具と沖縄カラーで彩るミックスインテリア。中古リノベで叶えた、帰宅するのが楽しみな家
マイリノbyグローバルベイス (設計・施工)
リビングは手塗りならではの温かみと味わいが感じられる珪藻土仕上げに。形状や細さにこだわったリブパネルが、日々の暮らしに欠かせないキッチンを印象的に見せています。
DATA
間取り図
内部構造までをすべてスケルトン化し、ゼロからの設計によるオーダーメイドリノベーションサービス
きっかけは中古リノベのかっこよさを知ったこと
賃貸住宅に暮らしながら、マイホームは自分好みに仕立てたいと、物件探しをスタートさせたHさん夫妻。
「同僚が中古物件をリノベーションしていて『かっこいい』と思ったのが、マンションリノベーションを考え始めたきっかけでした。新築のピカピカな内装にはあまり惹かれず、自分たちの好きな間取りで、一から作り上げた手触り感のある家にしたいと考えたんです」
物件のエリアは通勤のしやすさを考慮し、大阪市内に限定。2つのマンションで迷うなど紆余曲折ありましたが、買い物や外食に便利な今のマンションを購入しました。
3LDKから1LDKと部屋数を減らし、キッチンや玄関周りを中心に、たっぷりと収納スペースを確保。生活感の漂うものが目に入らないようにして、くつろぎの空間を演出しています。
リビングと土間を広く、寝室と書斎はミニマルに
「雑誌やInstagramからイメージ画像を集めて、砂っぽさや土っぽさ、木の質感などを取り入れた、手触り感のある家づくりを意識しました」とHさん。くつろぎ空間のリビングは、珪藻土を手塗りで仕上げ、洗練された北欧家具と地元沖縄を感じる色味を融合させています。
キッチンは本体にリブパネル、壁にタイルを施工。LDKの各所にブラケットライトやペンダントライトなど複数の照明を設置することで、光を効果的にコーディネートしました。
「前の家では、狭いキッチンで壁に向かって料理をしていましたが、今は料理も掃除もしやすくなりました。友人を招いて一緒にお酒を飲んだりホームパーティを開いたりする機会も増えました。みんなでゆったり過ごせるのでとても良いですね」
珪藻土や木の温かみ、自然の色使いがやさしい雰囲気を醸す一方で、シンプルで機能的なモダンも感じるインテリアです。
三角形に出っ張ったスペースを活かし、カーテンで隠せるパントリーに。家電やストック品はもちろん冷蔵庫も収納しました。
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リブパネルのリブ部分は「影の入り具合がかっこいいと思った正方形のデザインに」。
ブラケットライトに照らされて、珪藻土の素材の表情も引き立ちます。
寝室はニッチカウンターや間接照明で過ごしやすく。
リビングからも寝室からも出入りできるオープンな書斎。
書斎と寝室をつなぐ廊下をウォークスルーの収納スペースに。
キッチンと同じリブパネルを使った洗面台。
玄関土間を広げてシューズインクローゼットやクローゼットも新たに作りました。
玄関収納もキッチン同様こだわりのリブパネルに。
もともと居室だった玄関土間には大きな窓が。
天井までの高さをフルに使ったシューズインクローゼット。
トイレは位置を変えず、設備と内装を一新。
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リノベりす編集部コメント
自然素材に包まれた空間に、北欧や沖縄のテイストが上手にミックスされて、くつろぎ感のある住まいになっています。色やトーンが揃っているので、すっきりした印象ですね。広々としたリビングとコンパクトな寝室や書斎、たっぷりの収納とメリハリのある間取りが暮らしやすそうです。