LDKとベッドスペースをワンルームにリノベーション！家族が集い思いやりが生まれる家
リノベーション東京 (設計・施工)
リビングの壁一面には子供たちのコーナーを。2人が並んで勉強できるスタディデスクに加え、ロフトベッドを造りつけました。隣の半帖ほどの収納を挟んで2段ベッドも造作。
DATA
間取り図
もとの間取りは閉鎖的な3DKでしたが、壁を取り払い広々とした1LDKに。2つの個室に分かれていたバルコニー側にリビングとダイニングをひと続きに配置しました。2つの掃き出し窓から、奥のキッチンまで光が届きます。
「価値」と「快適」そして「幸福」をプラスする住まいに
巧みなゾーニングで、快適な暮らしに
築38年マンションのリノベーションを決意したIさん夫妻。使いにくい間取りや、日当たり・風通しの悪さなどを解決するため、スケルトンリノベーションを選びました。もともと、たくさんの梁があり床の高さもスペースごとに違っていましたが、スケルトンから新たに構築したため、自由な設計が可能となりすっきりとした空間に生まれ変わっています。家族4人の生活スペースを約54平米の床面積の中に割り振るプランニング。個室は設けず、LDKの一角にロフトベッドと子供たちのスタディスペースを配置するという大胆なプランを採用しています。自然にコミュニケーションがとれるオープンなスタイルで、毎日の暮らしが楽しくなりそうです。
リビングを多目的に使って、開放感のある空間を実現。仕切りのないLDKの在り方が現代的です。
収納スペースをたっぷりと、生活スペースはゆったりと
収納はたくさんあればあるほどうれしいもの。Iさんは「置き家具ではなく、造りつけ収納を充実させたい」と考えていました。そこで、あらゆる壁面と隙間に造作家具を設置。収納するものや間取りに合わせて、スペースを有効活用しています。キッチンは壁付け型からオープン対面型に変更しましたが、背面側はたっぷりの収納を。一部は天井まで高さをフルに使い、スライド式家電収納などで効率よく納めています。また狭かった玄関を1.5倍に拡張し、大容量の玄関収納をレイアウト。靴や傘などが全てしまえ、使いやすさがアップしました。コンパクトながら工夫をこらした収納で、のびのびとした機能美あふれる住まいに仕上がっています。
2段ベッドの下に引き出し収納、キッチン横にはオープン収納棚を。スペースに合わせた特注家具は、見た目もスッキリ。
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ベッド脇にはハンガーパイプ付きの収納。天井まで無駄なく使えるよう2段の棚も設けました。
ロフトベッドの梯子は、取り外してサッシの隅に収納可能。来客の時などに便利な仕掛けです。
2段ベッドの梯子を上ると冒険気分でワクワクするかもしれません。家族の気配も感じられる秘密基地。
調理中の手元が見えないように腰壁で目隠し。シンプルで使いやすい、端正な印象のキッチンです。
取り出しやすく、しまいやすいオープン収納。愛着のある小物たちをディスプレイする楽しみも。
すっきりと機能的な洗面室。今回のリノベーションで水まわりの段差がなくなり、快適に。
木目のアクセントパネルが落ち着いた雰囲気のシステムバス。浴室換気乾燥機付きで、雨の日も安心です。
玄関は1.5倍に広げ、収納もたっぷりと。ガラスブロックで、隣室の光を取り込みました。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：ハードメイプル突板フローリング／朝日ウッドテック（ライブナチュラル）
INSTRUMENTS
建具：Panasonic（ベリティス）
システムキッチン：LIXIL（アレスタ）
システムバス：TOTO（WBシリーズ・Dタイプ）
洗面化粧台：TOTO（オクターブ）
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リノベりす編集部コメント
リビングにベッドが3つ。毎日が合宿みたいで、笑い声にあふれている暮らしなのではないでしょうか。個室を設けないことで、LDKにゆとりが生み出せていますね。ひとつの空間に色々な機能を持たせ、動線がコンパクトにまとまっています。