音楽＆ハンディクラフト。2人の趣味を満喫する終の棲家にリノベーション
リノベーション東京 (設計・施工)
リビングの一角が妻のミシンコーナー、ガラス扉の向こうは自慢のオーディオが並ぶ、夫のスペース。ひとりの時間を大切にしつつお互いの気配も感じる、趣味をとことん楽しめる間取りです。
DATA
間取り図
「価値」と「快適」そして「幸福」をプラスする住まいに
住み慣れた我が家で、これからも快適に暮らす
家の老朽化をきっかけに、住み替えを検討し始めた施主ファミリー。話し合ううちに「やはり住み慣れた環境から離れたくない」という思いが強くなり、今住んでいる家をフルリノベーションすることにしました。
夫妻のこれからの生活を見据え、躯体以外をすべて取り去り、新たな間取りにつくり変えるスケルトンリノベーションを選択。快適な室内環境をめざして配管の更新やインナーサッシの設置も希望しました。
間取りは部屋数を変えず、3LDKに。ゲストを迎えるたびに気になっていた、玄関から丸見えのキッチンは、向きを90度変えて手元も腰壁カウンターで隠しました。もと和室の一部をLDKに取り込むことで、広さも十分。片隅にはウォークインクローゼットも備えています。
リビングドアを開けても、キッチンが丸見えにならないレイアウト。日常使いのものは壁いっぱいの造作棚に収納し、いつでも来客をもてなせるすっきりした空間に。
妻がこだわったキッチン。トクラスの塗装扉・洒落柿（しゃれがき）を選びました。
それぞれが趣味と好奇心を満足させる間取りに
夫の趣味は音楽や映画、妻の趣味はミシンを使ったハンディクラフト。2人がお互いを気にすることなく趣味に没頭できるよう、それぞれの居場所をつくりました。
夫はリビングに隣接する洋室を趣味スペースに。家族で共有していた部屋が、愛用のオーディオなど好きなものに囲まれた自分だけの空間に生まれ変わっています。普段、LDKに居ることの多い妻には、リビング収納に組み込む形でミシンコーナーを用意。道具をしまう場所もしっかり確保したコーナーは、落ち着いたブルーの壁がリビングのアクセントにもなっています。
リビングと夫の部屋の間仕切りは半透明のガラス扉。夫の部屋の採光をリビングでも得られるので、家全体が明るく開放的に。
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家族に背を向けて料理をしていたI型から、会話が弾む対面式のオープンキッチンに変更。
背面にはキッチンと同じ洒落柿色のセパレートタイプの収納棚を設置しました。
普段は夫の趣味スペースの扉を開け放って広々と。
壁一面のリビング収納。梁を引き込む形で、スペースに無駄が出ないようプランされています。
洗面脱衣室にも、機能的な収納を造りつけました。
白をベースにした空間に床材で遊び心をプラス。
浴室は淡いピンクのバスタブとパネルがアクセント。
ナチュラルな雰囲気のトイレには手洗い器も設置。
玄関は土間を広げて上がり框を斜めにすることで広がりを。
大きな鏡を取り付けて圧迫感を軽減しています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：フローリング（朝日ウッドテック・ライブナチュラル・ブラックチェリー／LD）、塩ビフロア（サンゲツ・Hフロア・HM11141／洗面室）、塩ビフロア（サンゲツ・Hフロア・HM11168／トイレ）
建具：Panasonic・ベリティス・ホワイトアッシュ
間仕切り建具：LIXIL・ラシッサ・クリエダーク
インナーサッシ：LIXIL・インプラス
リビング収納：Tigran・シェルフ・ホワイトマット
洗面室収納：Tigran・キャビネット・ホワイトヒッコリー
INSTRUMENTS
キッチン：トクラス・ベリィ・洒落柿（塗装扉）
浴室：TOTO・リモデルバス・WYシリーズ
洗面化粧台：TOTO・オクターブ・パナシュホワイト
トイレ：TOTO・レストパル・ライトウッド
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リノベりす編集部コメント
お互いが快適に過ごせる、程よい距離感の趣味スペースですね。完全に独立しているわけでないので、自然と会話もできると思いました。キッチンや室内環境が改善され、これからの暮らしがグッと楽しくなりそうです。