リノベで叶えた自由でマルチな、ダイニングキッチン
錬(れん) (設計・施工)
DATA
間取り図
川沿いの開放的な環境にあるマンションリノベーション。眺めのいい場所に構えるのは、スタイリッシュなキッチンです。調理、配膳、食事と何役もこなすアイランドカウンターは、家族の暮らしの中心になっています。
色あせないモノづくりと、新たな価値を生み出すチカラは匠の業
オープンキッチンは、みんなが集まるプライベートカフェ
レトロ風ガラス入りのシックなドアを開けると、まず目に入るのは、スクエアで真っ白なキッチン。シンクとコンロが2つのカウンターに分かれている2列型と、キッチンの周りを移動できるアイランド型の魅力をあわせもつ、ワザありキッチンです。
アイランドキッチンのコーナーにガスコンロを配してあり、調理台とダイニングテーブルを兼ねた、スタイリッシュなデザインに。壁付けのシンク側はクールな印象のステンレスを選択しました。タイル壁にオープン棚やキッチンハンガーを設置し使いやすく、食材のストックや家電など見せたくないものは奥のパントリーに収納しています。機能的で見た目にも美しい調理環境を整え、キッチンを自分スタイルに。
床はモルタル仕上げとし、バルコニーに沿ってL字に土間を組みこみました。インナーテラスとしてグリーンを置けばぐっとフォトジェニックな空間に。ちょっとコーヒーを飲んだり、家族や友人と食事をしたり、自然と立ち寄りたくなるカフェのようなキッチンに仕上がりました。
新旧の素材を融合させた、ラフな佇まい
スタイリッシュなキッチンとは対照的に、リビングの壁は一面をコンクリート現し、換気ダクトや配線はむき出しに、ざっくりした素材感のインテリアに。LDKの一角には、古材を使用したデスクコーナーを造りつけました。正面の壁にヴィンテージ感のある壁紙を張り、雰囲気はそのままでメンテナンスの簡単な仕様に。節のあるフローリングやマリンランプなども、ラフなテイストと調和しています。
隣接する個室との間仕切り壁には、白いフレームの室内窓がやわらかな表情をプラス。開閉できる室内窓は光と風の道をつくり、心地よい部屋に。バルコニーまで見通せ、外の景色も楽しめます。風合いを生かしてすっきり仕上げた内装と、大胆かつ個性的なレイアウトで、ライフスタイルにぴったりフィットした住まいになりました。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
LDKの主役は、家具のような白いキッチン。コンロ側のみを対面にするという思いきったレイアウトです。シェフが熱々を出してくれる料理店のようで、楽しいですね。川を一望できるLDKで、家族や友人とリラックス。会話が弾む、素敵なリノベーションになっていると思います。