大切な本とプラモデル。スケルトンリノベで趣味を満喫する家を実現!
錬(れん) (設計・施工)
DATA
間取り図
色あせないモノづくりと、新たな価値を生み出すチカラは匠の業
スライドする本棚で仕切るプライベートスペース
無類の本好きで、プラモデルが趣味だというMさん。ファミリータイプの3LDKマンションを購入し、余暇の時間を楽しめる住まいにリノベーションしました。間取りは、部屋数を減らして2LDKに。コーナー窓から陽ざしが差し込む場所に、リビングダイニングを配置し、愛猫ものんびりと暮らせる広さを確保しています。
リビングと寝室を仕切る壁には、天井までの本棚をオーダー。右側の棚は寝室の出入口を兼ねており、スライドさせるだけで、パブリックとプライベートを切り替えられるようにしました。寝室からクローゼット、洗面室、浴室まで、ひとつの空間にまとめたことで、身支度などの快適さや使い勝手がアップしています。
内装材はメンテナンス性と清掃性を重視
自分で組み立てて色を塗る工程を楽しむプラモデル専用の部屋。愛猫が入ってこないように、扉をしっかりと作り、独立したスペースにしています。壁際に、耐薬品性に優れたカウンターと換気ダクトを取り入れ、思いきり作業ができる塗装ブースに。反対側にはシンクを設置し、キッチンや洗面台に行かなくても、この部屋でプラモデル作りが完結できるようにしています。
自分の性格を「ずぼら」と評するMさんが暮らしやすいよう、メンテナンスはなるべく簡単に。特に、LDKと寝室の床をタイル張りにしたことで、ロボット掃除機に掃除を任せられるようになりました。手入れがラクな内装材を使いつつ、色や風合いをバランスよく組み合わせ、インダストリアルな雰囲気をつくり上げています。
MATERIAL
床:タイル
リノベりす編集部コメント
プラモデル作りに熱中できる部屋や、リビングや寝室の壁いっぱいを使った本棚。まさに夢をかなえた住まいですよね。プライベートとパブリックの仕切りが一見分からないというユニークな間取りも印象的 です。