パン教室もできるゆったりキッチンが家の中心。こだわりの注文住宅を暮らしに合わせてリノベーション
錬(れん) (設計・施工)
DATA
間取り図
色あせないモノづくりと、新たな価値を生み出すチカラは匠の業
パン教室が開ける広々ダイニングキッチンを実現
リノベーションにあたってTさんが一番叶えたかったのは、自宅でパン教室をひらくための広く使い勝手のいいオープンキッチンをつくること。
そこで、クローズドタイプで閉鎖的だったキッチンを、ダイニングスペースとつなげて開放的なダイニングキッチンに再構築することに。不要な壁を取り払うことでゆったりとした空間が生まれました。
キッチンの中心にはパーティーシンクのあるアイランドタイプのカウンターとダイニングテーブルを造作。周囲を囲むキッチン収納をカウンターの高さと揃えることで、複数人で同時に作業をしても十分な広さの台を確保しています。
また、パンを焼くためのガスオーブンは視線の高さにビルトインし調理中の上下の動線を最小限におさえる工夫も。4方の窓から燦々と光が入る明るく心地の良い空間となりました。
既存を活かしながら暮らしやすさをプラス
主寝室として設計されていた部屋は、採光のよい場所だったので家族が憩うリビングに変更。クローゼットは扉を外し、リビングとして使いやすいオープンな収納として再利用しています。
リビング上部にあるキャットウォークは既存のままですが、手すりにワイヤーを追加し子どもの転落防止に。しっかり安全対策を施しつつ、デザインに違和感なく溶け込んでいます。
ゲストルームだった部屋は収納付きの造作ベッドを撤去し、みんなで集えるプレイルームへ。天井高を活かしてバスケットゴールも設置しています。
独特のデザインが目を引くフローリングは、既存で使用していたものと同じものを探し出して全面に採用。白い壁天井と明るい木目フローリングのコーディネートで家全体に統一感が生まれました。
ビフォー・アフター
INSTRUMENTS
キッチン:キッチンハウス
レンジフード:アリアフィーナ
食洗機:ミーレ
ガスオーブン:ベルタゾーニ
水栓:グローエ
リノベりす編集部コメント
天井の高さや窓の大きさなど、注文住宅ならではのよさを活かしながら暮らしやすさに寄り添うようなリノベーションでした。作業台が広く、回遊性のあるキッチンはとても使い勝手がよさそうです。