くつろぎの時間はダイニングキッチンで。一体型カウンターを満喫するリノベーション
錬(れん) (設計・施工)
DATA
間取り図
色あせないモノづくりと、新たな価値を生み出すチカラは匠の業
陽ざしたっぷりのオープンな空間で、料理や食事を楽しむ
88平米の広々とした空間をリノベーションしたFさん夫妻。さまざまな希望を叶えつつ、全部を変えるのではなく、使いやすいところはそのまま活かすプランを採用しました。
リノベーションの第一条件だったのが「夫婦2人で、料理・食事・お酒を楽しめる空間」。見通しの良いバルコニー側に、並んで作業ができる大きなキッチンと、カウンターと一体化したダイニングテーブルを配して、暮らしの中心に位置づけました。キッチンはシンクとコンロを分けたセパレート型に。食洗機を組み込んだシンク側をオープンなダイニングコーナーとし、壁付けのコンロ側は作業スペースを広くとり、その奥に大容量のパントリーを設けています。
2人の美意識のもとに選び抜いたものや色を散りばめて
キッチンで使う道具はもちろん、食器や小物も見た目に美しいものを選んでいるという夫妻。ナチュラルでシンプルな内装をベースに、程よい生活感がある空間をつくり上げ、色や素材を吟味した見せる収納をインテリアのフォーカルポイントにしています。
さらにもうひとつのポイントは、黒板塗装のブルーの壁。リビングと寝室の間仕切り壁に、黒いフレームの室内窓を取り付け、柔らかなブルーでペイントしました。またその壁を玄関正面まで延長することで、ウォークインクローゼットや寝室の入り口を隠す役割をもたせ、プライベートな空間とパブリックな空間を仕切りながら、すっきりした中にも個性が感じられる場所をつくっています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
壁:黒板塗装(リビング・玄関の一部)
リノベりす編集部コメント
広々とした空間のテーブル一体型のキッチンが、圧倒的な存在感ですね。2人のライフスタイルに合わせて、ソファを置かず、ダイニングを居心地よく整えることで、暮らしがぐんと楽しくなったと思います。インテリアでは、黒板塗装の壁が素敵なアクセントになりました。