シンプルな中に遊び心もプラス。こだわりを詰め込んだスタイリッシュなリノベーション
Renomama(リノまま) (設計・施工)
DATA
間取り図
家づくりからずっと先の暮らしまで、住まいを自分らしく
夫こだわりのII型キッチン
リノベーションをする前、対面ではあったものの囲われた壁のせいで閉塞感があったキッチンは、壁をすべて取り払いセミオープンタイプに変更し、カウンターの向きを90度移動。コンロとシンクが別々に配置されているII型キッチンにしたことで作業スペースが広がり、効率もよくなりました。
「油が散るのを防ぐためにガラスを入れたり壁を立てたりするのも開放感がなくなる」とコンロが壁を向いているII型を選択したのは夫のこだわり。リビング側がスッキリするうえ収納場所も確保できるため、吊り戸棚を設けなくてもパントリーとあわせて十分な収納力があります。視界が開けたキッチンは、家族との会話が弾む開放的な空間です。
玄関土間でわが家の第一印象をアップ
Ⅱ型キッチンと同じく夫がこだわったのが、玄関に広い土間をつくること。
「マンションの玄関入ってすぐの印象がイヤなんです。廊下が狭くて両側に扉があると圧迫感があって」と夫。玄関土間を広くするために、もともと洋室だった場所を取り込み十分なスペースを確保しました。
玄関はその家の印象を決める大事な場所なので、チープに見えないように土間には本物のタイルを使用。より開放感を出すために、玄関に隣接する寝室との間には室内窓を設置しました。
玄関横には大きなウォークインクローゼットをつくり、収納はこちらにすべて集約。収納をまとめることで、生活スペースであるリビングは必要最低限のものだけに。すっきりとした住空間を実現しています。
MATERIAL
床:あづみの松(リビングダイニング)、タイル(玄関)
壁:アクセントクロス(リビングダイニング、寝室、トイレ)、タイル(キッチン、洗面室)
天井:躯体現し(キッチン)
リノベりす編集部コメント
ベースはシンプルにして、壁紙やタイルなどで遊び心を散りばめた個性的なリノベーションですね。ひと部屋減らして広い土間玄関とウォークインクローゼットにするという大胆な間取り変更で、ゆとりのある暮らしができるようになっています。